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【材料】本日の注目個別銘柄:住石HD、ヨシタケ、ホリイフードなど

イクヨ <日足> 「株探」多機能チャートより

<7273> イクヨ 2177 -91
大幅反落。前日に24年3月期決算を発表、営業利益は7.1億円で前期比2.4%増となり、従来計画の4.8億円を大幅上振れ着地。第3四半期までで2億円、前年同期比53.1%減であったため、上振れ幅は想定以上とみられる。ただ、25年3月期は1.7億円で同76.5%減と大幅減益見通しになっており、ネガティブなサプライズが先行する形になっている。なお、前期についても期初予想は営業益半減見通しではあった。

<3077> ホリイフード 340 -52
急落。玉光堂HDとの業務提携、並びに、玉光堂HDが組合員となっている麻布台1号有限責任事業組合によるTOBの実施が発表されている。TOBは同社親会社であるOUNHが所有する株式297万6800株(発行済み株式数の52.5%)を取得することが目的で、TOB価格330円のディスカウントTOBとなっている。既存株主にとっては株主価値の低下につながると意識される形に。

<6488> ヨシタケ 860 -135
一時ストップ安。前日に24年3月期決算を発表。営業利益は8.7億円で前期比1.7%減となり、従来予想の10.2億円を下回り、一転減益着地となった。また、25年3月期は8.7億円で同0.6%減と連続減益を見込む。新規子会社ののれん償却やベアによる人件費負担の増加などが主因。営業外収支悪化などで純利益は2ケタの減益見通しに。前日は期待感からか株価が大幅高となっており、その反動も強まった。

<1514> 住石HD 1954 +400
ストップ高。麻生との資本業務提携契約締結を一昨日に発表、引き続き材料視された。麻生は現在、議決権比率4.08%となる2522万8700株を所有しているが、今後市場内での取得により、保有割合を50.0%超から60.0%以下にすることを目指すとしている。目先の需給インパクトへの期待感につながっているようだ。また、九州地区における事業拡大、新規事業に向けた協業などの業務提携も進めていくようだ。

<4751> サイバー 1030.5 -46
大幅反落。バンダイナムコHDがスマホ向けゲームアプリ「学園アイドルマスター」を前日にリリース、同タイトルには子会社のQualiArtsが開発に携わっており、前日には期待感から大幅高の展開となっていた。ただ、同タイトルのセールスランキングは現在、前日の1位から4位に失速しており、失望感からの反動安となっているようだ。

<8035> 東エレク 36090 -730
反落。半導体製造装置の最大手企業である米アプライドマテリアルズが2-4月期決算を発表、売上高やEPSは市場予想を上回り、5-7月期売上高見通しも市場平均を上回った。ただ、一部で高い見通しなどが示されていたこともあり、ポジティブインパクトは限定的、時間外取引で株価は下落しており、同社にとってのマイナス材料につながった。なお、半導体関連株は全般、来週のエヌビディアの決算待ちの状況にも。

<4344> ソースネクスト 194 +10
大幅反発。子会社のポケトークが小売店などの訪日客施策を後押しするサービスを開始すると報じられている。「ポケトーク」を貸し出し、会話内容から言語にひも付けて需要などを分析するシステムをセットで提供するようだ。利用企業は端末を通じて訪日客の関心や要望を言語ごとに把握し、商品陳列や在庫調整に活用できることになる。第1弾としてビックカメラが導入を決め、12店舗で17日から始めるもよう。

<5631> 日製鋼所 4456 +292
大幅続伸。前日に決算説明会が開催されたが、25年3月期防衛事業の受注額が前期比6割増の1130億円になるとの見通しが示されたもよう。防衛事業の受注額は23年3月期の361億円から24年3月期には705億円に増加、全体の30%を占める状況となっている。2月に装甲車を初めて受注したほか、電気エネルギーから発生する磁場を利用して弾丸を高速で撃ち出す兵器の「レールガン」なども手掛けているもよう。

<1518> 三井松島HD 5130 -240
もみ合い。前日に提出された変更報告書によると、シティインデックスイレブンスの共同保有比率が11.22%から14.56%にまで上昇していることが明らかになっている。保有目的は投資及び状況に応じて経営陣への助言、重要提案などを行うこととされている。5月13日提出の大量保有報告書で6.97%の大株主に浮上したことが判明したが、その後は連日、保有比率上昇の変更報告書が提出されている。

<6800> ヨコオ 1953 +177
急伸。いちよし証券ではレーティングを「B」から「A」に、フェアバリューも2000円から3000円に引き上げた。想定以上にCTCの回復が見込めることに加え、VCCSが高水準を維持できるとの見方に変更し業績予想を上方修正。25年3月期営業利益は会社計画45.5億円を上回る50億円予想。26年3月期は70億円を見込む。中長期的な半導体需要拡大や高度化を背景に再拡大期を迎える可能性としている。
《ST》

 提供:フィスコ

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