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【市況】【投資部門別売買動向】個人が3週連続で売り越す一方、海外勢が3週連続で買い越す (5月第2週)

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

●個人が3週連続で売り越す一方、海外勢が3週連続で買い越す

 東証が16日に発表した5月第2週(7日~10日)の投資部門別売買動向(現物)によると、米利下げが期待されたものの半導体株の冴えない動きが重しとなり、日経平均株価が前週末比6円安の3万8229円と3週ぶりに小反落したこの週は、個人投資家が3週連続で売り越した。売越額は406億円と前週の2741億円から縮小した。投資信託は2週ぶりに売り越し、売越額は499億円だった。

 一方、海外投資家が3週連続で買い越し、買越額は2636億円と前週の1745億円から拡大した。海外投資家は先物の投資部門別売買動向では日経225先物、TOPIX先物、ミニ日経225先物、ミニTOPIX先物、日経225マイクロの合計で2週ぶりに売り越した。売越額は2832億円だった。前週は96億円の買い越しだった。現物と先物の合算では3週ぶりに売り越し、売越額は196億円だった。年金基金の売買動向を映すとされる信託銀行は3週連続で買い越し、買越額は89億円だった。

 日経平均が3週ぶりに小反落する中、個人投資家が3週連続で売り越す一方、海外投資家が3週連続で買い越した。


 ■投資部門別売買代金差額 (5月7日~10日)
  東証・名証2市場の内国普通株式市場の合計[総合証券ベース(全51社)]
  ※単位:億円(億円未満切り捨て) ▲は売り越し

       海外投資家 信託銀行 個人合計 [  現金  信用 ] 日経平均 ( 前週比 )
5月 ―――
  第2週     2,636    89   ▲406 [ ▲1,121   714 ] 38,229円 (  -6 円)
  第1週     1,745    247  ▲2,741 [ ▲2,537  ▲203 ] 38,236円 ( +301 円)
4月 ―――
  第4週     2,159   1,666  ▲1,873 [ ▲1,468  ▲405 ] 37,934円 ( +866 円)
  第3週    ▲5,924   ▲52   9,085 [  4,507  4,578 ] 37,068円 ( -2455 円)
  第2週     5,955    366  ▲2,053 [ ▲2,669   615 ] 39,523円 ( +531 円)
  第1週    11,821  ▲7,887   6,347 [  2,057  4,290 ] 38,992円 ( -1377 円)
3月 ―――
  第4週    ▲2,126  ▲5,555   4,438 [  2,823  1,614 ] 40,369円 ( -518 円)
  第3週      960   ▲722  ▲8,726 [ ▲6,993 ▲1,733 ] 40,888円 ( +2180 円)
  第2週     ▲875  ▲6,851   4,942 [  2,364  2,577 ] 38,707円 ( -981 円)
  第1週     1,763  ▲6,865   3,274 [  ▲513  3,787 ] 39,688円 ( -221 円)
2月 ―――
  第4週     3,834  ▲2,589   ▲905 [ ▲2,337  1,431 ] 39,910円 ( +812 円)
  第3週     ▲786  ▲2,235   ▲918 [ ▲1,906   987 ] 39,098円 ( +611 円)
  第2週     3,013  ▲4,554  ▲3,164 [ ▲3,439   274 ] 38,487円 ( +1589 円)
  第1週     3,663  ▲5,490   2,277 [   103  2,173 ] 36,897円 ( +739 円)
1月 ―――
  第5週     1,783  ▲1,421    569 [ ▲1,261  1,831 ] 36,158円 ( +406 円)
  第4週     4,105  ▲3,692   2,946 [  ▲137  3,083 ] 35,751円 ( -212 円)
  第3週     3,841  ▲1,915  ▲1,854 [ ▲2,918  1,064 ] 35,963円 ( +386 円)
  第2週     9,557   ▲105 ▲10,695 [ ▲8,163 ▲2,531 ] 35,577円 ( +2199 円)
  第1週     1,405    49   ▲336 [ ▲1,150   813 ] 33,377円 ( -86 円)


※「信託銀行」は年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)など年金基金の売買動向を映すとされる部門。「個人・現金」は個人投資家による現物取引の売買動向、「個人・信用」は個人投資家による信用取引の売買動向。
※日銀が金融緩和策の一環として実施しているETF(上場投資信託)の買い入れは、ETFを組成する証券会社の自己売買部門を通じて買い入れているとみられる。


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