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【市況】概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は弱含み、過半数の銘柄が下落

上海総合 <日足> 「株探」多機能チャートより

【ブラジル】ボベスパ指数 128027.59 -0.38%
15日のブラジル株式市場は弱含み。主要株価指数のボベスパ指数は、前営業日比487.90ポイント安(-0.38%)の128027.59で引けた。ボべスパ指数の86の構成銘柄では53が上昇、32が下落、変わらずは1。米長期金利は低下したが、ブラジル石油公社などの主要銘柄の売りが強まり、株価指数を圧迫した。

【ロシア】MOEX指数 3470.72 +0.20%
15日のロシア株式市場はやや強含み。主要株価指数のMOEXロシア指数は、前日比6.79ポイント高(+0.20%)の3470.72で引けた。日中の取引レンジは、3462.86-3476.49。原油先物の反発、米長期金利低下、中国との経済関係強化などが引き続き材料視されたようだ。

【インド】SENSEX指数 72987.03 -0.16%
15日のインドSENSEX指数は弱含み。前日比117.58ポイント安(-0.16%)の72987.03、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同17.30ポイント安(-0.08%)の22200.55で取引終了。30社株価指数SENSEXの構成銘柄では、13が上昇、17が下落、変わらずは0。米インフレ緩和の期待はあるものの、利食い売りも観測されており、過半数の銘柄が下落した。

【中国本土】上海総合指数 3119.90 -0.82%
15日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比25.87ポイント安(-0.82%)の3119.90ポイントと3日続落した。

前日までの軟調地合いを継ぐ流れ。米中対立の激化懸念が強まっている。米バイデン政権は14日、通商法第301条に基づき、中国からの輸入品180億ドル(約2兆8150億円)相当に対する関税を大幅に引き上げる方針を発表した。ホワイトハウスのプレスリリースでは、中国側が人為的に低価格の輸出品を世界市場に氾濫させている事態を憂慮し、「米国の労働者と企業を護り、中国の不公正な貿易慣行に対抗する」と狙いを説明している。ただ下値は限定的。財政部は13日、超長期特別国債の発行計画を打ち出し、今月17日から30年債の発行を開始すると発表した。これを受けて、金融緩和の期待感も続いている。

《CS》

 提供:フィスコ

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