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【注目】完全に強気に転じるには程遠いとの指摘=米国株

 米株式市場は先週のFOMCや米雇用統計をきっかけに反発しているが、投資家は積極的に買い上がろうという意欲にはまだ乏しく、市場が完全に強気に転じるには程遠いと、米大手銀のストラテジストが指摘した。
 
 ショート解消が進み、S&P500のポジションはほぼロングとなっているが、既存のロングポジションをさらに積み上げることに、投資家はまだ躊躇しているようだという。一方、ナスダック100のフローは弱気に転じているとも指摘。

 資金フロー面からは、買いへの熱意はまだ限定的で、新規のロング積み上げも僅かに留まっている。リスク選好の高まりも僅かに過ぎないとも述べている。

 4月の米雇用統計が軟調だったことから、投資家は年内利下げに再び自信を強め、焦点は来週のインフレ統計に移っている。ただ、ポジションには投資家のセンチメントの変化を示唆するような大きな動きまではまだ見られず、慎重ながら楽観している程度が精々だという。


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