【材料】クラウドフレアが決算受け大幅安　第２四半期のガイダンスに失望感＝米国株個別

（NY時間10:20）（日本時間23:20）
クラウドフレア<NET>　74.47（-14.51　-16.30%）

　クラウド・セキュリティのクラウドフレア<NET>が大幅安。前日引け後に１－３月期決算（第１四半期）を発表し、１株利益、売上高、粗利益率とも予想を上回った。通期の１株利益の見通しも上方修正している。ただ、株価は冴えない反応。第２四半期のガイダンスが予想を若干下回ったことに失望感が広がっている模様。

　アナリストからは、第１四半期が強かった分、第２四半期の見通しは物足りないとの指摘が出ている。「第２四半期の見通しは下半期の成長鈍化を示唆している。経営陣はマクロの不確実性が顧客の購買行動に影響を与える可能性があるとも警告していた」と述べた。

（１－３月・第１四半期）
・1株利益（調整後）：0.16ドル（予想：0.13ドル）
・売上高：3.79億ドル（予想：3.74億ドル）
・粗利益率（調整後）：79.5％（予想：78.3％）

（４－６月・第２四半期見通し）
・1株利益（調整後）：0.14ドル（予想：0.14ドル）
・売上高：3.93～3.94億ドル（予想：3.94億ドル）
・営業利益（調整後）：3500～3600万ドル

（通期見通し）
・1株利益（調整後）：0.60～0.61ドル（従来：0.58～0.59ドル）（予想：0.59ドル）
・売上高：16.5億ドル（予想：16.5億ドル）
・営業利益（調整後）：1.60～1.64億ドル（従来：1.54～1.58億ドル）

【企業概要】
　米国内外においてグローバルクラウドプラットフォームを設計・開発する。ファイアウォールやアクセス管理等のセキュリティ製品・インテリジェントルーティング等のパフォーマンス製品・ベンダーに依存しない負荷分散等の信頼性製品を取り扱う。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース