【材料】ステップ---2Q増収、入試結果の好調に加えて生徒募集の状況も引き続き堅調
ステップ <日足> 「株探」多機能チャートより
ステップ<9795>は25日、2024年9月期第2四半期(23年10月-24年3月)決算を発表した。売上高が前年同期比2.4%増の77.00億円、営業利益が同2.3%減の22.33億円、経常利益が同1.5%減の22.76億円、四半期純利益が同1.7%減の15.65億円となった。
第2四半期(1-3月)では、中学3年生・高校3年生が入試に挑んでおり、また生徒募集においては、新年度入会生が集中する時期となっている。今春の入試結果については、小中学生部門は今年も好調だった。多くのトップ校・上位校で、同社が塾別の合格者数で第1位となり、今春も他塾を圧倒する結果となった。また、高校生部門の大学合格実績は今春も躍進した。
学童部門は、既に黒字化している藤沢市内の2教室は引き続き生徒募集も好調となっている。今期はSTEPキッズ茅ヶ崎教室(茅ヶ崎市)も黒字化を見込んでいる。前期に横浜市に初めて開校したSTEPキッズ白楽教室は、この春から2年目に入った。
当年度中の新規開校については、小中学生部門で4スクールを3月に開校した。高校受験ステップ鹿島田スクール(川崎市幸区)、Hi-STEP新百合ヶ丘スクール(川崎市麻生区)、高校受験ステップ東戸塚平戸スクール(横浜市戸塚区)、高校受験ステップ日吉本町スクール(横浜市港北区)の4校で、川崎市2校、横浜市2校となる。既存校舎においては、地域での信頼をさらに高め、充席率の向上を図っていくとしている。大学受験ステップでは、2023年11月の相模大野校に続き、2024年3月には横須賀校を増床した。満員により入会希望を受けることができていない校舎においては、クラス増設、増床、移転等の検討を引き続き進めていく予定。
生徒募集の状況は、各部門とも引き続き堅調となっている。2024年3月末時点での生徒数は前年同期比4.0%増となった。当第2四半期累計期間における期中平均生徒数も、前年同期と比べ3.3%増加した。高校生部門では、中学部からの進級者を中心に、3月末時点で高校部15校舎中10校舎で高1生が満席、他の校舎も残席が僅少となっており、今期も好調なスタートとなっている。
2024年9月期通期の業績予想については、売上高が前期比3.1%増の148.92億円、営業利益が同4.6%増の33.38億円、経常利益が同5.4%増の33.98億円、当期純利益が同0.2%増の24.09億円とする期初計画を据え置いている。
《SI》
提供:フィスコ