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【通貨】外為サマリー:154円80銭前後で推移、日米金利差を意識し34年ぶり高値圏に

米ドル/円 <5分足> 「株探」多機能チャートより
 23日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=154円78銭前後と前日午後5時時点に比べ10銭強のドル高・円安。ユーロは1ユーロ=164円98銭前後と同10銭強のユーロ高・円安で推移している。

 前日のニューヨーク市場では、中東情勢の悪化懸念が後退し日米金利差に再び関心が集まるなか、ドル円相場は一時154円85銭と1990年6月以来、34年ぶりのドル高・円安水準をつけた。米10年債利回りは4.6%台で高止まりしている。これを受けた、東京市場ではドル円は、午前9時時点では154円80銭近辺で推移していたが、同30分過ぎには一時154円70銭前後へ軟化する場面があった。今週は25~26日に日銀金融政策決定会合が開催されるが、金融政策は現状維持が予想されており、日米金利差は縮まらないとの見方が強まっている。ただ、155円近辺では政府・日銀による為替介入も警戒されるなか高値圏で神経質な値動きとなっている。

 ユーロは対ドルでは1ユーロ=1.0658ドル前後と同横ばいで推移している。




出所:MINKABU PRESS

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