【材料】ユナイテッド航空が決算受け上昇 第2四半期の見通しに懸念和らぐ=米国株個別
(NY時間09:38)(日本時間22:38)
ユナイテッド航空<UAL> 45.42(+3.92 +9.45%)
ユナイテッド航空<UAL>が上昇。前日引け後に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、1株損益は赤字となったものの予想ほどではなかったほか、売上高は予想を上回った。赤字については、ボーイング<BA>の737マックス9の運航停止により、約2億ドルの減収とコスト増が要因。同社はボーイングの最大の運航会社であり、1月のアラスカ航空の事故で米当局により約3週間の同型機の運航停止を命じられた。
一方、ガイダンスも公表しており、第2四半期は予想を上回る1株利益の見通しを示し、成長に対する懸念を和げている。この見通しは事業拡大のために期待していた航空機の納入遅れなどの厳しい現実をどう乗り切ろうとしているかを示唆している。
アナリストからも今回の決算には勇気づけられたとの評価が出ている。特に同社が2019年以来初めて1-3月期に営業損益の黒字を計上したことに言及していた。1-3月期は9900万ドルの営業黒字だった。
また、別のアナリストからは「上半期の好調な数字を受けて、なぜ通期のガイダンスを上方修正しなかったのかという疑問は残るが、不確実な世界で保守的であろうと経営陣は考えているのではと見ている」とのコメントも出ている。「いずれにしろ、投資家を安心させるには十分過ぎる内容だ」とも語った。
(1-3月・第1四半期)
・1株損益(調整後):-0.15ドル(予想:-0.57ドル)
・売上高:125.4億ドル(予想:124.4億ドル)
旅客収入:113.1億ドル(予想:111.9億ドル)
貨物:3.91億ドル(予想:3.71億ドル)
その他:8.35億ドル(予想:8.01億ドル)
・座席マイル当たりの旅客収入(PRASM):15.79セント(予想:15.68セント)
・有償旅客マイル:574.3億(予想:573.6億)
・有効座席マイル:716.7億(予想:712億)
(4-6月・第2四半期)
・1株利益(調整後):3.75~4.25ドル(予想:3.73ドル)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):9~11ドル(予想:9.43ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
ユナイテッド航空<UAL> 45.42(+3.92 +9.45%)
ユナイテッド航空<UAL>が上昇。前日引け後に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、1株損益は赤字となったものの予想ほどではなかったほか、売上高は予想を上回った。赤字については、ボーイング<BA>の737マックス9の運航停止により、約2億ドルの減収とコスト増が要因。同社はボーイングの最大の運航会社であり、1月のアラスカ航空の事故で米当局により約3週間の同型機の運航停止を命じられた。
一方、ガイダンスも公表しており、第2四半期は予想を上回る1株利益の見通しを示し、成長に対する懸念を和げている。この見通しは事業拡大のために期待していた航空機の納入遅れなどの厳しい現実をどう乗り切ろうとしているかを示唆している。
アナリストからも今回の決算には勇気づけられたとの評価が出ている。特に同社が2019年以来初めて1-3月期に営業損益の黒字を計上したことに言及していた。1-3月期は9900万ドルの営業黒字だった。
また、別のアナリストからは「上半期の好調な数字を受けて、なぜ通期のガイダンスを上方修正しなかったのかという疑問は残るが、不確実な世界で保守的であろうと経営陣は考えているのではと見ている」とのコメントも出ている。「いずれにしろ、投資家を安心させるには十分過ぎる内容だ」とも語った。
(1-3月・第1四半期)
・1株損益(調整後):-0.15ドル(予想:-0.57ドル)
・売上高:125.4億ドル(予想:124.4億ドル)
旅客収入:113.1億ドル(予想:111.9億ドル)
貨物:3.91億ドル(予想:3.71億ドル)
その他:8.35億ドル(予想:8.01億ドル)
・座席マイル当たりの旅客収入(PRASM):15.79セント(予想:15.68セント)
・有償旅客マイル:574.3億(予想:573.6億)
・有効座席マイル:716.7億(予想:712億)
(4-6月・第2四半期)
・1株利益(調整後):3.75~4.25ドル(予想:3.73ドル)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):9~11ドル(予想:9.43ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース