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【市況】アジア株 上海株は大幅反発、株式市場規制強化の対象はゾンビ企業だと説明、不安和らげようと慌てる当局

アジア株 上海株は大幅反発、株式市場規制強化の対象はゾンビ企業だと説明、不安和らげようと慌てる当局

東京時間14:14現在
香港ハンセン指数   16231.01(-17.96 -0.11%)
中国上海総合指数  3044.26(+37.20 +1.24%)
台湾加権指数     20200.71(+298.75 +1.50%)
韓国総合株価指数  2607.74(-1.89 -0.07%)
豪ASX200指数    7617.10(+4.61 +0.06%)
インドSENSEX30種  72943.68(休場)

アジア株はまちまち。パウエルFRB議長のタカ派発言を受けFRBが想定していたよりも長期間、高水準の金利を維持する可能性が高まってきた。ただ、上海株が反発していることを受けアジア株式市場には安堵感が広がっている。香港株は一時プラス圏を回復する場面もあった。韓国株は下げ幅を縮小、台湾株は上げ幅を拡大している。

上海株は大幅反発、相変わらずポジティブ材料は何もない。3月はCPIもPPIも弱く、鉱工業生産、小売売上高は予想を下回り、不動産投資は減少ペースが拡大。相次ぐ不動産支援策にもかかわらず新築も中古も住宅価格は下落した。米モルガンスタンレーは長引く不動産不況や経済成長を懸念してか、中国・香港で40人以上の人員を削減する計画だ。中国での今回の人員削減はここ数年で最大規模となる。

ただ、きょうの中国株は上昇している。先週末に上場廃止規則の厳格化を発表したが、対象はいわゆるゾンビ企業だと当局は説明した。規制強化を受け多くの企業が上場廃止に追い込まれるのではないかと株式市場に不安が広がっていたため、当局は慌てて懸念を和らげようと動いたようだ。また、朝からETFに資金が流入しており、政府系ファンドがすでに動ている可能性もある。

出所:MINKABU PRESS

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