市場ニュース

戻る
 

【通貨】外為サマリー:153円40銭台に上伸、ゴトー日に伴うドル需要を意識

米ドル/円 <5分足> 「株探」多機能チャートより
 15日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=153円46銭前後と前週末の午後5時時点に比べて20銭強のドル高・円安となっている。

 12日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=153円23銭前後と前日に比べて4銭程度のドル安・円高で取引を終えた。中東での地政学リスクの高まりから一時152円59銭まで軟化したものの、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ開始時期が後ずれするとの観測が根強いことから下値では押し目買いが入り下げ渋った。

 イランが13日にイスラエルに向けてドローンやミサイルを発射したことで、この日の朝方には安全通貨とされる円が買われる場面があった。ただ、現時点でイスラエルによる反撃はなく、時間外の米長期金利が比較的落ち着いていることから徐々にドル買い・円売りが流入。きょうはゴトー日(5のつく日と10のつく日)とあって国内輸入企業などのドル需要が意識されやすく、午前9時50分ごろには153円40銭台をつけた。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0646ドル前後と前週末の午後5時時点に比べて0.0040ドル弱のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=163円37銭前後と同35銭程度のユーロ安・円高で推移している。

出所:MINKABU PRESS

株探からのお知らせ

    日経平均