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【材料】デルタ航空、法人需要が加速し好調な決算発表 ただ、株価は下げに転じる=米国株個別

(NY時間11:07)(日本時間00:07)
デルタ航空<DAL> 47.19(-0.13 -0.27%)

 デルタ航空<DAL>が取引開始前に1-3月期(第1四半期)決算を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ガイダンスも公表し、第2四半期の1株利益は予想上回る見通しを示している。法人の出張の増加や、夏に向けてのレジャー需要が堅調に推移していることが寄与した。

 国際線の需要が引き続き好調で、同社が以前パンデミック後の回復の遅れを指摘していた、テクノロジー、消費者サービス、金融の顧客間で出張が加速している。

 同社のバスティアンCEOはインタビューで「2023年末からビジネス出張がさらに一歩前進し、15%ポイント近く売上が加速し、2019年の水準に完全に戻った」と述べた。

 アナリストは「1月は特に厳しい天候に見舞われ心配されたが、第1四半期の業績は好調だった。法人の需要が伸びていたが、特にテクノロジー、コンシューマーサービス、金融サービスなどの大企業顧客の回復がプラスに働いた」と述べている。

 ただ、株価は買い先行で始まったものの、米消費者物価指数(CPI)の発表を受けた全体相場の下落で、同社株も下げに転じている。

(1-3月・第1四半期)
・1株利益(調整後):0.45ドル(予想:0.36ドル)
・売上高:125.6億ドル(予想:125.0億ドル)
  旅客:111.3億ドル(予想:111.0億ドル)
  貨物:1.78億ドル(予想:1.87億ドル)
・旅客搭乗率:83.0%(予想:81.6%)
・有効座席マイル(ASM):655.4億マイル(予想:651.0億マイル)
・有償旅客マイル(RPM):542.1億マイル(予想:531.3億マイル)

(4-6月・第2四半期見通し)
・1株利益(調整後):2.20~2.50ドル(予想:2.23ドル)
・売上高:5~7%増

(通期見通し)
・1株利益(調整後):6.00~7.00ドル(予想:6.46ドル)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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