【市況】【市場反応】米3月雇用統計、予想上回り利下げ観測後退、ドル反発
米ドル/円 <日足> 「株探」多機能チャートより
米労働省が発表した3月雇用統計で失業率は3.8%と、予想通り2月3.9%から低下した。同月非農業部門雇用者数は前月比+30.3万人と、伸びは2月+27万人から鈍化予想に反し拡大し、昨年5月来で最大。2月分は+27万人と、+27.5万人から下方修正も1月分は22.9万人から25.6万人に上方修正され、過去2カ月間で2.2万人上方修正された。3カ月平均は27.6万人。一方で、同月平均時給は前年比+4.1%と、予想通り2月+4.3%から伸びが鈍化し21年6月来で最小となった。労働参加率は62.7%と、2月62.5%から予想以上に上昇した。
米国債相場は反落。10年債利回りは4.397%まで上昇した。結果を受けてドル買いも強まり、ドル・円は151円26銭から151円75銭まで上昇した。ユーロ・ドルは1.0848ドルから1.0800ドルまで下落。ポンド・ドルは1.2644ドルから1.2583ドルまで下落した。
【経済指標】
・米・3月失業率:3.8%(予想:3.8%、2月:3.9%)
・米・3月非農業部門雇用者数:+30.3万人(予想:+21.3万人、2月:+27万人←+27.5万人)
・米・3月平均時給:前年比+4.1%(予想:+4.1%、2月:+4.3%)
《KY》
提供:フィスコ