市場ニュース

戻る
 

【通貨】外為サマリー:一時150円80銭台に軟化、株安と日銀の追加利上げ思惑が影響

米ドル/円 <5分足> 「株探」多機能チャートより
 5日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=150円91銭前後と前日の午後5時時点に比べて80銭弱のドル安・円高となっている。

 4日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=151円34銭前後と前日に比べて35銭程度のドル安・円高で取引を終えた。中東情勢の悪化懸念を背景としたリスク回避のドル売りで一時151円12銭まで軟化したが、米連邦準備理事会(FRB)高官のタカ派的な発言を手掛かりに下げ渋った。

 この日の東京市場のドル円相場も軟調にスタート。日銀の植田和男総裁が朝日新聞とのインタビューで「物価上昇率2%目標の達成に向けた確度が更に高まれば、追加利上げを検討する」考えを示したことが円買いにつながっている面もあるようだ。こうしたなか、日経平均株価が急反落して始まると安全通貨とされる円の需要が高まり、午前9時10分過ぎには150円82銭まで下押す場面があった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0842ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0015ドル程度のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=163円61銭前後と同1円05銭程度のユーロ安・円高で推移している。

出所:MINKABU PRESS

株探からのお知らせ

    日経平均