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【特集】オートサーバー Research Memo(7):高い市場競合優位性を維持

オートサーバ <日足> 「株探」多機能チャートより

■事業概要

5. リスク要因と課題・対策
リスク要因としては、中古車流通市場へ流入する車両台数や中古車価格の相場の動向、市場競合、さらにオートサーバー<5589>システムの陳腐化や技術革新への対応遅れ、法規制などが挙げられる。

市場環境としては、景気・個人消費やサプライチェーンなどの影響により、新車販売台数の増減が中古車流通市場へ流入する車両台数や中古車価格の相場に影響を与える可能性がある。直近の市場動向としては、2021年夏頃からサプライチェーン混乱などの影響により国内新車供給が制限を受けて新車・中古車とも供給・流通が低迷し、中古車価格も上昇傾向となった。2022年秋頃からは、新車販売が回復傾向となったことに伴い中古車流通も回復傾向となり、中古車価格もやや落ち着いた状況となっている。

市場競合については、現時点では競合となる有力な企業は見当たらず、既に「ASNET」が国内中古車オークション市場において9割以上の出品情報を網羅していることも勘案すれば、同社の市場競合優位性は揺るがないものと弊社では考えている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)

《SO》

 提供:フィスコ

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