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【市況】株価指数先物【昼】 4万0500円を挟んだ狭いレンジでの推移


 日経225先物は11時30分時点、前日比310円安の4万0400円(-0.76%)前後で推移。寄り付きは4万0550円と、シカゴ日経平均先物(6月限)清算値(4万0555円)にサヤ寄せする形から、売り先行で始まった。現物の寄り付き直後に4万0470円まで売られ、売り一巡後には4万0630円まで下げ渋る動きを見せた。ただし、戻りは鈍く、中盤以降は再びショート優勢のなか、一時4万0360円まで下落幅を広げた。

 日経225先物は、売り一巡後に4万0630円まで下げ幅を縮めたが、ボリンジャーバンドの+2σ(4万0690円)に近づくなかで、戻り待ち狙いのショートに向かわせたようだ。ただし、終盤にかけて4万0360円まで下落したものの、オプション権利行使価格の4万0375円近辺での底堅さは意識された。結局は4万0500円を挟んだ上下の権利行使価格4万0375円と4万0625円とのレンジ推移だった。指数インパクトの大きいところでは、アドバンテスト <6857> [東証P]が日経平均型を下支えするも、東京エレクトロン <8035> [東証P]が重荷となっており、方向感をつかみづらくさせている。

 なお、NT倍率は先物中心限月で14.59倍に上昇した。ただし、25日移動平均線(14.62倍)に上値を抑えられているため、NTロングによるスプレッド狙いの流れは強まらなかった。一方で-1σ(14.59倍)水準での底堅さがみられており、NTのトレンドは見極めが必要だろう。

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