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【市況】株価指数先物【昼】 日経平均株価の4万1000円乗せで利食いの動きに


 日経225先物は11時30分時点、前日比40円高の4万0620円(+0.09%)前後で推移。寄り付きは4万0790円と、シカゴ日経平均先物(6月限)清算値(4万0800円)にサヤ寄せする形から、買い先行で始まった。現物の寄り付き直後には4万0880円まで買われた。ただし、日経平均株価が4万1000円に乗せた後に利益確定の売りが優勢となるなか、日経225先物においてもロングの利食いが優勢となった。4万0800円を挟んだ保ち合いを継続するなか、上値の重さが意識され、終盤にかけて、一時4万0610円まで上げ幅を縮めた。

 日経225先物は、日経平均株価が節目の4万1000円に乗せたことによる目先的な達成感のほか、グローベックスの米株先物では、ナスダック100先物が小幅ながらマイナス圏で推移していることも、ロングの持ち高調整に向かわせたようだ。ただし、ボリンジャーバンドの+2σ(4万0560円)まで調整したことから、ここからは押し目狙いのロング対応に向かわせよう。

 なお、NT倍率は先物中心限月で14.59倍に低下した。一時14.66倍に上昇し、25日移動平均線(14.63倍)を上回る場面も見られたが、NTロングによるスプレッド狙いの流れは強まらなかった。期末接近で配当志向の物色や為替の円安の流れから輸出関連株にシフトしやすく、TOPIX型優位の形になりやすい。

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