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【市況】21日の株式相場見通し=続伸、FOMC通過後の米株高受けリスクオン継続

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 21日の東京株式市場はリスクオンの流れが続き、日経平均株価は4万円台半ばを指向する展開が想定される。3月4日につけた史上最高値4万109円を更新する可能性が高い。祝日明けとなる東京市場だが、この間に米国株市場ではNYダウが2営業日合計で700ドル以上水準を切り上げたほか、ナスダック総合株価指数も大きく上値を追う展開をみせた。両指数いずれも最高値を更新しており、これに追随する動きが想定される。一方、外国為替市場では1ドル=151円台まで円安が進んでおり、これも輸出セクターやインバウンド関連を中心に追い風材料となる。注目されたFOMCではFRBが政策金利を5.25~5.5%に据え置いたが、今後の利下げシナリオに変化は見られなかったことで、米株市場ではこれが好感され買いの勢いが強まった。米物価指標に強い内容が相次ぎ、年内3回の利下げ見通しに変化が生じるとの見方も根強かっただけにマーケットに安心感が漂った。東京市場では祝日前の今週19日に日経平均株価が続伸し、終値で9営業日ぶりにフシ目の4万円大台を回復したが、きょうもリスク許容度の高まった海外投資家などの買いを背景に、主力株をはじめ一段と上値を伸ばす公算が大きい。

 20日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比401ドル37セント高の3万9512ドル13セントと3日続伸。ナスダック総合株価指数は同202.617ポイント高の1万6369.408だった。

 日程面では、きょうは2月の貿易統計、2月の食品スーパー売上高、2月の主要コンビニエンスストア売上高、2月の首都圏マンション販売など。海外では、3月のユーロ圏PMI、英中銀の金融政策委員会の結果発表、10~12月期米経常収支、2月の米PMI、2月の米中古住宅販売件数、2月の米景気先行指標総合指数など。

出所:MINKABU PRESS

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