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【市況】13日の株式相場見通し=反発、米ハイテク株高受け買い戻し優勢に

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 13日の東京株式市場は主力株をはじめ広範囲に買い戻され、日経平均株価は3日ぶりに切り返す公算が大きい。3万9000円台回復を視野に入れる展開となることが想定される。前日の米国株市場ではNYダウなどをはじめ主要株価3指数が揃って上昇した。ハイテク株中心に投資資金が流入したことで、ナスダック総合株価指数の上昇率が大きくなった。また、米画像処理半導体大手のエヌビディア<NVDA>が7%を超える急伸をみせたのをはじめ、半導体関連株も幅広く買われている。朝方取引開始前に発表された2月の米消費者物価指数(CPI)は伸び率が加速し事前の市場予想を上回った。これを受け米長期金利が上昇したものの、株式市場は特段嫌気する動きとはならず、朝方はダウ、ナスダック指数ともに小幅マイナス圏に沈む場面もあったがすぐに切り返し、その後は終始強い動きとなった。東京市場では、今週明け11日に日経平均株価が868円安と急落をみせたが、前日は朝方大きく下値を試した後に急速に下げ渋った。目先大幅な調整による値ごろ感も漂い、きょうは米ハイテク株高を受け、投資家のセンチメントが改善し上値を指向しそうだ。米長期金利上昇を受け、外国為替市場ではドル高・円安方向に押し戻されており、これも輸出セクター中心に追い風材料となりやすい。

 12日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比235ドル83セント高の3万9005ドル49セントと続伸。ナスダック総合株価指数は同246.362ポイント高の1万6265.636だった。

 日程面では、きょうは2月の投信概況など。海外では1月のユーロ圏鉱工業生産、米30年物国債の入札など。

出所:MINKABU PRESS

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