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【市況】株価指数先物【昼】 SQを前にヘッジ対応に伴うショートの動き


 日経225先物は11時30分時点、前日比290円安の3万9790円(-0.72%)前後で推移。寄り付きは4万0340円と、シカゴ日経平均先物(3月限)清算値(4万0330円)にサヤ寄せする形で、買いが先行して始まった。ただし、現物の寄り付き直後に4万0480円まで買われたものの、その後は急速に軟化する形となり、終盤にかけて下落に転じると、一時3万9670円まで下落幅を広げた。

 日経225先物は、米国市場の流れを受けて買いが先行した。その後、日銀の中川順子審議委員による発言が伝わると、日銀の金融政策正常化への思惑が強まり、為替市場では1ドル=148円台と円高に振れるなか、先物主導でショートの流れが強まった。4万0500円水準から3万9625円の権利行使価格近辺まで一気に下げてきたことから、3月限の先物・オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)を前に、ヘッジ対応に伴うショートの動きが強まる形となった。ただし、ボリンジャーバンドの+1σ水準まで一気に調整をみせたことから、後場は持ち直す動きが意識されよう。

 なお、NT倍率は先物中心限月で14.73倍に上昇した。一時14.85倍まで切り上がる場面も見られたが、その後はNTロングを巻き戻す動きが強まったようだ14.72倍辺りで推移しているボリンジャーバンドの+1σ水準まで低下したため、改めてNTロングに振れる可能性がありそうだ。

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