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【市況】株価指数先物【昼】 4万円を割り込み短期ショートを誘い込む


 日経225先物は11時30分時点、前日比200円安の3万9950円(-0.49%)前後で推移。寄り付きは4万0020円と、シカゴ日経平均先物(3月限)清算値(4万0105円)を下回る形で、売りが先行した。現物の寄り付き直後に3万9970円まで売られ、売り一巡後は4万0070円まで買い戻される場面も見られた。ただし、4万円の大台をキープできず、短期的なショートが入る格好から、中盤には3万9840円まで下落幅を広げた。終盤にかけてはショートカバーが優勢となり、やや下げ渋る動きをみせている。

 日経225先物は、米国市場の流れを受けて売りが先行した。米国では半導体株が買われており、指数インパクトの大きい値がさハイテク株の底堅さが期待されたが、アドバンテスト <6857> [東証P]や東京エレクトロン <8035> [東証P]、レーザーテック <6920> [東証P]など値がさハイテク株が利食い優勢となったこともあり、短期的なショートを誘う形となった。ただし、ハイテク株の下げも直近の上昇に対する利食いの範囲内であるほか、2月の既存店売上高を発表したファーストリテイリング <9983> [東証P]が日経平均型を下支えするなか、後場はカバーを誘う流れが意識されそうだ。

 なお、NT倍率は先物中心限月で14.73倍に低下した。NTロングを巻き戻す動きが優勢となっているが、ボリンジャーバンドの+1σが16.70倍辺りまで上昇しており、同水準まで低下をみせてくるようだと、再びNTロングに振れやすいだろう。

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