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【特集】ラクトJPN Research Memo(8):2024年11月期は下期の事業環境回復を想定し、増収増益を見込む(2)

ラクトJ <日足> 「株探」多機能チャートより

■今後の見通し

(5) その他事業
主力となる機能性食品原料事業において、引き続きプロテイン関連販売の伸長を想定している。プロテイン市場が拡大するなかで製品の差別化を図る動きが高まっており、ラクト・ジャパン<3139>では温度の高い液体でも溶けやすいホエイプロテインなど特徴のある原料の供給やそれらの原料を使用した新製品の提案を推進する考えだ。加えて、ゼラチン、コラーゲンなど健康機能を訴求する機能性原料とプロテインとを組み合わせた複合的な提案も強化していく方針だ。また、機能性原料を含んだ機能性食品の販売も展開していく。2023年8月に東京ビッグサイトで開催された「SPORTEC2023」では、お湯で飲める「ホッとプロテイン」とアイスコーヒー用の「すっきりプロテイン」を出展した。アジアにおいても健康食品ブームが広がっており、日本のプロテイン製品や機能性食品は注目されている。今後は輸入調製品を利用して日本で開発・製造した製品をアジア市場へも展開する三国間貿易にも取り組む方針だ。売上高は7,400百万円(前期比65.8%増)と大きな成長を見込む。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 松本章弘)

《SI》

 提供:フィスコ

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