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【市況】日経平均VIは前日終値近辺、強弱観混在し市場心理は一方向に傾かず

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより

日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は14時5分現在、前日比+0.03(低下率0.16%)の19.25と前日の水準近辺で推移している。なお、今日ここまでの高値は19.49、安値は19.01。

昨日の米株式市場で主要指数が下落した流れを受け、今日の東京市場は売りが先行し、日経225先物は下落して始まったが、午後に入り上げに転じている。市場では現物の日経平均が史上最高値近辺にある中、引き続き株価の先高観が強い一方、短期的な高値警戒感も意識されている。こうした強弱観が混在する中、市場心理は一方向に傾きにくく、今日の日経VIは日経225先物の値動きの影響は小さく、概ね昨日の水準近辺で推移している。


【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。

《SK》

 提供:フィスコ

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