【経済】【クラファン・優待】データ取得が手軽に 独自OSでスポーツアナリティクス市場変革 コンセプトプロト、2月23日募集開始
独自のセンシングOSでスポーツアナリティクス市場に切り込む株式会社コンセプトプロト(東京都品川区)が、株式投資型クラウドファンディング(普通株式型)による出資を募集します。申し込みは2月23日21時開始を予定しています。
※「みなし時価総額」はミンカブ編集部が「発行済み株式数×募集株式の払込金額」により試算
「スポーツデータ分析」を手軽に実現
コンセプトプロトの深井善朗代表は、沖電気工業 <6703> [東証P]で、自ら開発したロボット技術を用いた社内ベンチャーを設立、大手オフィス家具メーカーと身体構造に基づいた椅子を開発、事業化した経験があります。
その後、戦略コンサルティングファーム、ロボット関連メーカー数社を経て、2017年にコンセプトプロトを創業。現在、現役アルペンスキー選手としても活動中です(全日本マスターズ入賞)。
同社はロボット技術を応用した製品の企画・開発や技術コンサルティングを手掛けており、開発した「ChronoROBOT」は、スポーツセンシングをより簡単・手軽にする分散型センシングOS(オペレーティングシステム)で、これまで一部のプロに限られていたスポーツデータ分析を誰でも簡単・手軽に実現できるシステムだといいます。
フィールドテストを重ね、昨年、プロトタイプの特別販売を開始。日本、米国、欧州各国へ出荷しているほか、陸上・アルペンスキー・マウンテンバイクなど23団体、5大会で計測を実施し、延べ約500名が利用しています(2024年1月時点)。
今年夏に本格販売を開始する予定で、近日中に国内大手計測器メーカーとの連携もまとまる見通しです。
スポーツアナリティクス市場は、AIやクラウドの発展によって、分析領域を中心に急成長が続いている一方、分析するべきデータの取得手段は高価で複雑なままであるため、データ分析の活用は一部のプロにしか浸透していないと同社は考えています。
「データ取得が簡単・手軽になれば、この市場はさらなる成長をするはずです。弊社はここに着眼して、データ分析の入り口であるデータ取得領域にセンシングOSという革命を起こし、市場を切り開こうと考えています」(同社)
【成長のための課題】
「取得」領域の総市場を成長拡大させるとともに、自社のシェア拡大を狙う
【解決方法】
(1)市場の成長拡大について
・専門家や著名団体、アスリートの使用実績や多分野での活用事例を重ね、日常的に利用するイメージを醸成
・購入型クラウドファンディングや展示会への出展を通じ、認知度の向上やブランド力の強化を図る
(2)自社のシェア拡大について
・特許戦略により参入障壁を作り、先行者利益を最大限に生かして、タイム計測、フォーム分析、ビデオ分析等、さまざまなセンシングシステムを投入する
・国内外の大手メーカーや海外の販売店との連携、学校教育への展開を図る
トップアスリート輩出やスポーツの普及に貢献
(出典:FUNDINNO)
同社によると、スポーツの現場でも運動やトレーニングのデータを取得し、分析などを行う動きが広がりつつあり、これにより、論理的なアプローチで課題に向き合い、効率的にパフォーマンス向上を目指すことが可能になるといいます。収集されたビッグデータは製品開発や医療行為にも活用されているほか、スポーツ観戦やテレビ中継におけるエンターテインメント性向上にもこれらのデータが役立っているそうです。
しかし、こうしたデータを見える化するセンシングシステムは高価、かつ複雑で専門知識が必要なため、一部のプロフェッショナルで活用が進んでいるに過ぎないといいます。
安価で簡単・手軽な仕組みができれば、自身のパフォーマンスを論理的に振り返り、改善できるようになるため、「さまざまな競技でトップアスリートを輩出する好循環が生まれたり、多くの人が生涯にわたってスポーツに親しめたりするようになると考えています。その先に、データビジネスやエンターテインメントなどさまざまな活用の可能性が広がっているはずです」(同社)。
事業内容・ビジネスモデル・特徴
(出典:FUNDINNO)
世界的にスポーツアナリティクス市場が拡大し、今後も急成長が見込まれていますが、現状、AIやクラウドを活用したデータ「分析」領域がトレンドであり、プロの分野でのサービス利用が中心であるため、今後は分析に不可欠なデータ「取得」領域の需要がますます高まると同社は見ています。
「一部のプロではなく、一般のスポーツパーソンでもデータが取得可能になることで、スポーツアナリティクス市場は爆発的に拡大すると考えています」(同社)
同社は独自OSを基盤に、安価・手軽な複数の分析システムを提供することで、さまざまなスポーツ分野でシェアを獲得していく計画です。
「スポーツ自体、健康意識の高まりや将来的な余暇の増加等を背景に今後も世界規模で需要が高まると考えています。競技人口の多い海外市場を狙っていきますが、日本でも国策としてスポーツ市場の拡大が図られており、国内事業活動においては追い風となります」(同社)
(出典:FUNDINNO)
同社は独自開発した分散型センシングOS「ChronoROBOT」と、これを基盤としてセンサーデバイスとスマホアプリを組み合わせた、スポーツデータ計測用のセンシングシステムを開発しています。
「ChronoROBOT」は、センサー情報(計測データ)をユーザーのスマホで分散処理してクラウドで統合することで、システムを簡素化できるようにOS化したもので、以下の特徴があるそうです。
・システムがシンプルなため低価格(従来製品の1/3~1/5程度、同社調べ)
・センサー同士の接続が必要ないため、設置や設定が簡単
・データはクラウドで管理するため、いつでもどこでも自分や仲間のデータを確認できる
・「タイム計測」「モーションキャプチャ(フォーム分析)」「ビデオ分析」等、簡単にさまざまなシステムを構築できる
これによって、一般のスポーツパーソンでもプロレベルのスポーツ分析が利用できるようになるといいます。
製品第1弾のタイム計測システム「Smart Timing System」は昨年より、プロトタイプの特別販売を開始。スポーツチームなどで実際に導入されており、正式リリースは今年夏ごろを予定しています。
(出典:FUNDINNO)
同社はアプリ提供、デバイス販売、受託開発、ライセンス供与、データビジネスを展開したマネタイズを計画しています。
【アプリ提供】
・月額数百円でアプリ提供
・ユーザーが増加することで、世界中からデータが集まる状況を目指す
【デバイス販売】
・国内向け販売価格は15万~20万円を検討(仕向地によって価格を変動)
・今後、「ChronoROBOT」を活用したセンシングシステムを拡充
【受託開発】
・各種自社プロダクトを「ChronoROBOT」のユースケースとして訴求
・大手メーカーやスポーツ関連施設等からの受託開発につなげる
【ライセンス供与】
・サードパーティ製品企業向けに「ChronoROBOT」のライセンスを供与
【データビジネス】
・世界中のスポーツに関するデータを収集、ビッグデータとして活用
・エンターテインメントなど他産業・他領域に進出
(出典:FUNDINNO)
同社は「ChronoROBOT」によって、誰もが手軽にスポーツセンシングを使いこなし、データサイエンスに基づいた論理的なアプローチでスポーツを楽しむ時代が訪れると考えています。
また、「ChronoROBOT」を基盤とした製品の開発をメーカーに開放することで、センシングシステムの市場が活性化し、より安価で簡単な製品の登場も期待できるそうです。
「『ChronoROBOT』は特許により守られています。これに基づいて、世界中のパートナーとの連携を深め、『ChronoROBOT』と関連製品を広めていく計画です」(同社)
今後の成長に向けて
(1)2028年からIPO準備開始、2030年にIPOを計画
(出典:FUNDINNO)
(2)短期計画
直近はタイム計測システム「Smart Timing System」の活用事例を増やしつつ、国内・海外同時進行で販売促進を行っていくといいます。具体的な戦略は以下の通りです。
・国内外で発信力の高いスポーツ団体やアスリート、スクールなどでテスト導入を進め、認知度拡大を目指す
・国内外の大手メーカーや海外の販売店との連携
・OEMでのラインナップ拡充を提案する形でメーカーと提携
・海外の購入型クラウドファンディングの活用
・展示会への出展
現在、3社と商談を進めており、今夏以降、国内、米国、欧州で本格的に展開していく見込みだといいます。これらの取り組みによって、海外での認知度向上やブランド力の強化を図り、取引先獲得につなげたい考えです。
国内では、小中学校の体育教育への導入に注力していくといいます。
「経験や勘など定性的な手法での練習、指導から脱却し、データサイエンスに基づく論理的なアプローチを行うことは、文科省の推進する『個別最適な学び』のこれ以上ないツールであると考えています」(同社)
教育委員会やスポーツ協会など地域のスポーツ団体の指導者や、学校校長や体育教員、部活顧問などにアプローチしていく計画です。
(3)中長期計画
中長期的には、「ChronoROBOT」を基盤としたモーションキャプチャ(フォーム分析)システム「Form Analysis」や動画分析システム「Smart Video System」など、ラインナップ拡充を進める計画です。
また、サードパーティ製品の展開等により、「ChronoROBOT」と関連製品の普及を加速させ、ビッグデータを活用したデータビジネスへの参入も視野に入れています。
「誰もが手軽に、データサイエンスに基づいた論理的なアプローチによって自己成長できるというスポーツ本来の楽しみを享受できる世界を作るため、2028年よりIPOの準備を開始し、2030年のIPOを目指します」(同社)
(4)2030年にタイム計測システムの販売台数約6700台を計画
(出典:FUNDINNO)
類似上場企業(業態やサービス・製品などで類似性の見られる企業)
・ミズノ <8022> [東証P]
・NSW <9739> [東証P]
・FRONTEO <2158> [東証G]
・オークファン <3674> [東証G]
・データセクション <3905> [東証G]
株主優待
【基準日】
毎年8月末日
【申込期限日】
毎年10月末日
【優待内容】
・60株未満:同社商品10%OFF、もしくは1年間アプリ無償ライセンス1ライセンス
・60株以上100株未満:同20%OFF、もしくは同3ライセンス
・100株以上:同50%OFF、もしくは同5ライセンス、および出張デモまたはデモ機の無償貸出
【申し込み方法】
・基準日経過後、申込期限日までに同社問い合わせメールアドレス(info@conceptproto.tech)へ株主優待を利用する旨を連絡する。
・メールの件名は必ず、「株主優待利用」とし、本文に氏名・住所と利用する優待内容を記載する。
【注意事項】
・1人、1年に1回限りの優待。
・申込期限日以降に申し込み内容を確認し、順次手続きを行うため、急ぎの納品はできない。
・出張デモまたはデモ機の貸出については、希望日程に添えない場合がある。
・優待内容は2025年2月期の内容。
・優待内容は変更や廃止になる場合もある。
発行者・募集情報
■募集株式の発行者の商号及び住所、資本金等
株式会社コンセプトプロト
東京都品川区平塚二丁目20番8号戸越銀座プレイス207
資本金:2,050,000円(2024年1月11日現在)
発行済株式総数:41株(同)
発行可能株式総数:1,000株
設立日:2017年3月15日
決算日:2月28日
※2024年2月13日を効力発生日として、1株を600株とする株式分割に伴う発行済株式総数、発行可能株式総数の変更を実施しており、登記申請中。登記完了後の発行済株式総数は24,600株、発行可能株式総数は200,000株となる。
■募集株式の発行者の代表者
代表取締役 深井善朗
■募集株式の種類及び数(上限)
普通株式 9,000株
■募集株式の払込金額
1株あたり 5,000円
■資金使途
・目標募集額達成時の資金使途内訳
調達額1,700万円を以下の目的に充てる予定。
タイム計測事業に係る研究開発費 1,326万円
手数料 374万円
・上限募集額達成時の資金使途内訳
上記に追加し、調達額2,800万円(目標募集額1,700万円と上限募集額4,500万円との差額)を以下の目的に充てる予定。
フォーム分析事業に係る研究開発費 1,500万円
開発体制増強のための人件費 684万円
手数料 616万円
■投資金額のコース及び株数
100,000円コース(20株)
200,000円コース(40株)
300,000円コース(60株)
400,000円コース(80株)
500,000円コース(100株)
1,000,000円コース(200株)
2,000,000円コース(400株)
3,000,000円コース(600株)
4,000,000円コース(800株)
5,000,000円コース(1,000株)
10,000,000円コース(2,000株)
※特定投資家口座以外からの申し込みの場合、500,000円コース(100株)までしか申し込みできない。特定投資家口座からの申し込みの場合、10,000,000円コース(2,000株)を上限とする。
■申込期間
2024年2月23日~3月5日
■目標募集額
17,000,000円(上限募集額 45,000,000円)
※特定投資家口座全体からの申し込みの上限は36,000,000円とする。
■払込期日
2024年3月29日
■連絡先
株式会社コンセプトプロト
電話番号:050-5126-9831
メールアドレス:info@conceptproto.tech
※本株式投資型クラウドファンディングの詳細については、FUNDINNOの下記ページをご覧ください。
▼〈欧米に展開実績〉世界で評価される特許取得の革新的システム「ChronoROBOT」が急伸する海外スポーツ分析市場を攻める
株探ニュース
・ | 普通株式型 |
・ | 目標募集額:1700万円、上限募集額:4500万円 |
・ | エンジェル税制あり(優遇措置B) |
・ | 株主優待あり:同社商品割引、1年間アプリ無償ライセンスなど |
・ | みなし時価総額:1億2300万円 |
・ | 類似上場企業:ミズノ <8022> [東証P]、NSW <9739> [東証P]、FRONTEO <2158> [東証G]、オークファン <3674> [東証G]、データセクション <3905> [東証G] |
「スポーツデータ分析」を手軽に実現
コンセプトプロトの深井善朗代表は、沖電気工業 <6703> [東証P]で、自ら開発したロボット技術を用いた社内ベンチャーを設立、大手オフィス家具メーカーと身体構造に基づいた椅子を開発、事業化した経験があります。
その後、戦略コンサルティングファーム、ロボット関連メーカー数社を経て、2017年にコンセプトプロトを創業。現在、現役アルペンスキー選手としても活動中です(全日本マスターズ入賞)。
同社はロボット技術を応用した製品の企画・開発や技術コンサルティングを手掛けており、開発した「ChronoROBOT」は、スポーツセンシングをより簡単・手軽にする分散型センシングOS(オペレーティングシステム)で、これまで一部のプロに限られていたスポーツデータ分析を誰でも簡単・手軽に実現できるシステムだといいます。
フィールドテストを重ね、昨年、プロトタイプの特別販売を開始。日本、米国、欧州各国へ出荷しているほか、陸上・アルペンスキー・マウンテンバイクなど23団体、5大会で計測を実施し、延べ約500名が利用しています(2024年1月時点)。
今年夏に本格販売を開始する予定で、近日中に国内大手計測器メーカーとの連携もまとまる見通しです。
スポーツアナリティクス市場は、AIやクラウドの発展によって、分析領域を中心に急成長が続いている一方、分析するべきデータの取得手段は高価で複雑なままであるため、データ分析の活用は一部のプロにしか浸透していないと同社は考えています。
「データ取得が簡単・手軽になれば、この市場はさらなる成長をするはずです。弊社はここに着眼して、データ分析の入り口であるデータ取得領域にセンシングOSという革命を起こし、市場を切り開こうと考えています」(同社)
【成長のための課題】
「取得」領域の総市場を成長拡大させるとともに、自社のシェア拡大を狙う
【解決方法】
(1)市場の成長拡大について
・専門家や著名団体、アスリートの使用実績や多分野での活用事例を重ね、日常的に利用するイメージを醸成
・購入型クラウドファンディングや展示会への出展を通じ、認知度の向上やブランド力の強化を図る
(2)自社のシェア拡大について
・特許戦略により参入障壁を作り、先行者利益を最大限に生かして、タイム計測、フォーム分析、ビデオ分析等、さまざまなセンシングシステムを投入する
・国内外の大手メーカーや海外の販売店との連携、学校教育への展開を図る
トップアスリート輩出やスポーツの普及に貢献
(出典:FUNDINNO)
同社によると、スポーツの現場でも運動やトレーニングのデータを取得し、分析などを行う動きが広がりつつあり、これにより、論理的なアプローチで課題に向き合い、効率的にパフォーマンス向上を目指すことが可能になるといいます。収集されたビッグデータは製品開発や医療行為にも活用されているほか、スポーツ観戦やテレビ中継におけるエンターテインメント性向上にもこれらのデータが役立っているそうです。
しかし、こうしたデータを見える化するセンシングシステムは高価、かつ複雑で専門知識が必要なため、一部のプロフェッショナルで活用が進んでいるに過ぎないといいます。
安価で簡単・手軽な仕組みができれば、自身のパフォーマンスを論理的に振り返り、改善できるようになるため、「さまざまな競技でトップアスリートを輩出する好循環が生まれたり、多くの人が生涯にわたってスポーツに親しめたりするようになると考えています。その先に、データビジネスやエンターテインメントなどさまざまな活用の可能性が広がっているはずです」(同社)。
事業内容・ビジネスモデル・特徴
(出典:FUNDINNO)
世界的にスポーツアナリティクス市場が拡大し、今後も急成長が見込まれていますが、現状、AIやクラウドを活用したデータ「分析」領域がトレンドであり、プロの分野でのサービス利用が中心であるため、今後は分析に不可欠なデータ「取得」領域の需要がますます高まると同社は見ています。
「一部のプロではなく、一般のスポーツパーソンでもデータが取得可能になることで、スポーツアナリティクス市場は爆発的に拡大すると考えています」(同社)
同社は独自OSを基盤に、安価・手軽な複数の分析システムを提供することで、さまざまなスポーツ分野でシェアを獲得していく計画です。
「スポーツ自体、健康意識の高まりや将来的な余暇の増加等を背景に今後も世界規模で需要が高まると考えています。競技人口の多い海外市場を狙っていきますが、日本でも国策としてスポーツ市場の拡大が図られており、国内事業活動においては追い風となります」(同社)
(出典:FUNDINNO)
同社は独自開発した分散型センシングOS「ChronoROBOT」と、これを基盤としてセンサーデバイスとスマホアプリを組み合わせた、スポーツデータ計測用のセンシングシステムを開発しています。
「ChronoROBOT」は、センサー情報(計測データ)をユーザーのスマホで分散処理してクラウドで統合することで、システムを簡素化できるようにOS化したもので、以下の特徴があるそうです。
・システムがシンプルなため低価格(従来製品の1/3~1/5程度、同社調べ)
・センサー同士の接続が必要ないため、設置や設定が簡単
・データはクラウドで管理するため、いつでもどこでも自分や仲間のデータを確認できる
・「タイム計測」「モーションキャプチャ(フォーム分析)」「ビデオ分析」等、簡単にさまざまなシステムを構築できる
これによって、一般のスポーツパーソンでもプロレベルのスポーツ分析が利用できるようになるといいます。
製品第1弾のタイム計測システム「Smart Timing System」は昨年より、プロトタイプの特別販売を開始。スポーツチームなどで実際に導入されており、正式リリースは今年夏ごろを予定しています。
(出典:FUNDINNO)
同社はアプリ提供、デバイス販売、受託開発、ライセンス供与、データビジネスを展開したマネタイズを計画しています。
【アプリ提供】
・月額数百円でアプリ提供
・ユーザーが増加することで、世界中からデータが集まる状況を目指す
【デバイス販売】
・国内向け販売価格は15万~20万円を検討(仕向地によって価格を変動)
・今後、「ChronoROBOT」を活用したセンシングシステムを拡充
【受託開発】
・各種自社プロダクトを「ChronoROBOT」のユースケースとして訴求
・大手メーカーやスポーツ関連施設等からの受託開発につなげる
【ライセンス供与】
・サードパーティ製品企業向けに「ChronoROBOT」のライセンスを供与
【データビジネス】
・世界中のスポーツに関するデータを収集、ビッグデータとして活用
・エンターテインメントなど他産業・他領域に進出
(出典:FUNDINNO)
同社は「ChronoROBOT」によって、誰もが手軽にスポーツセンシングを使いこなし、データサイエンスに基づいた論理的なアプローチでスポーツを楽しむ時代が訪れると考えています。
また、「ChronoROBOT」を基盤とした製品の開発をメーカーに開放することで、センシングシステムの市場が活性化し、より安価で簡単な製品の登場も期待できるそうです。
「『ChronoROBOT』は特許により守られています。これに基づいて、世界中のパートナーとの連携を深め、『ChronoROBOT』と関連製品を広めていく計画です」(同社)
今後の成長に向けて
(1)2028年からIPO準備開始、2030年にIPOを計画
(出典:FUNDINNO)
(2)短期計画
直近はタイム計測システム「Smart Timing System」の活用事例を増やしつつ、国内・海外同時進行で販売促進を行っていくといいます。具体的な戦略は以下の通りです。
・国内外で発信力の高いスポーツ団体やアスリート、スクールなどでテスト導入を進め、認知度拡大を目指す
・国内外の大手メーカーや海外の販売店との連携
・OEMでのラインナップ拡充を提案する形でメーカーと提携
・海外の購入型クラウドファンディングの活用
・展示会への出展
現在、3社と商談を進めており、今夏以降、国内、米国、欧州で本格的に展開していく見込みだといいます。これらの取り組みによって、海外での認知度向上やブランド力の強化を図り、取引先獲得につなげたい考えです。
国内では、小中学校の体育教育への導入に注力していくといいます。
「経験や勘など定性的な手法での練習、指導から脱却し、データサイエンスに基づく論理的なアプローチを行うことは、文科省の推進する『個別最適な学び』のこれ以上ないツールであると考えています」(同社)
教育委員会やスポーツ協会など地域のスポーツ団体の指導者や、学校校長や体育教員、部活顧問などにアプローチしていく計画です。
(3)中長期計画
中長期的には、「ChronoROBOT」を基盤としたモーションキャプチャ(フォーム分析)システム「Form Analysis」や動画分析システム「Smart Video System」など、ラインナップ拡充を進める計画です。
また、サードパーティ製品の展開等により、「ChronoROBOT」と関連製品の普及を加速させ、ビッグデータを活用したデータビジネスへの参入も視野に入れています。
「誰もが手軽に、データサイエンスに基づいた論理的なアプローチによって自己成長できるというスポーツ本来の楽しみを享受できる世界を作るため、2028年よりIPOの準備を開始し、2030年のIPOを目指します」(同社)
(4)2030年にタイム計測システムの販売台数約6700台を計画
(出典:FUNDINNO)
類似上場企業(業態やサービス・製品などで類似性の見られる企業)
・ミズノ <8022> [東証P]
・NSW <9739> [東証P]
・FRONTEO <2158> [東証G]
・オークファン <3674> [東証G]
・データセクション <3905> [東証G]
株主優待
【基準日】
毎年8月末日
【申込期限日】
毎年10月末日
【優待内容】
・60株未満:同社商品10%OFF、もしくは1年間アプリ無償ライセンス1ライセンス
・60株以上100株未満:同20%OFF、もしくは同3ライセンス
・100株以上:同50%OFF、もしくは同5ライセンス、および出張デモまたはデモ機の無償貸出
【申し込み方法】
・基準日経過後、申込期限日までに同社問い合わせメールアドレス(info@conceptproto.tech)へ株主優待を利用する旨を連絡する。
・メールの件名は必ず、「株主優待利用」とし、本文に氏名・住所と利用する優待内容を記載する。
【注意事項】
・1人、1年に1回限りの優待。
・申込期限日以降に申し込み内容を確認し、順次手続きを行うため、急ぎの納品はできない。
・出張デモまたはデモ機の貸出については、希望日程に添えない場合がある。
・優待内容は2025年2月期の内容。
・優待内容は変更や廃止になる場合もある。
発行者・募集情報
■募集株式の発行者の商号及び住所、資本金等
株式会社コンセプトプロト
東京都品川区平塚二丁目20番8号戸越銀座プレイス207
資本金:2,050,000円(2024年1月11日現在)
発行済株式総数:41株(同)
発行可能株式総数:1,000株
設立日:2017年3月15日
決算日:2月28日
※2024年2月13日を効力発生日として、1株を600株とする株式分割に伴う発行済株式総数、発行可能株式総数の変更を実施しており、登記申請中。登記完了後の発行済株式総数は24,600株、発行可能株式総数は200,000株となる。
■募集株式の発行者の代表者
代表取締役 深井善朗
■募集株式の種類及び数(上限)
普通株式 9,000株
■募集株式の払込金額
1株あたり 5,000円
■資金使途
・目標募集額達成時の資金使途内訳
調達額1,700万円を以下の目的に充てる予定。
タイム計測事業に係る研究開発費 1,326万円
手数料 374万円
・上限募集額達成時の資金使途内訳
上記に追加し、調達額2,800万円(目標募集額1,700万円と上限募集額4,500万円との差額)を以下の目的に充てる予定。
フォーム分析事業に係る研究開発費 1,500万円
開発体制増強のための人件費 684万円
手数料 616万円
■投資金額のコース及び株数
100,000円コース(20株)
200,000円コース(40株)
300,000円コース(60株)
400,000円コース(80株)
500,000円コース(100株)
1,000,000円コース(200株)
2,000,000円コース(400株)
3,000,000円コース(600株)
4,000,000円コース(800株)
5,000,000円コース(1,000株)
10,000,000円コース(2,000株)
※特定投資家口座以外からの申し込みの場合、500,000円コース(100株)までしか申し込みできない。特定投資家口座からの申し込みの場合、10,000,000円コース(2,000株)を上限とする。
■申込期間
2024年2月23日~3月5日
■目標募集額
17,000,000円(上限募集額 45,000,000円)
※特定投資家口座全体からの申し込みの上限は36,000,000円とする。
■払込期日
2024年3月29日
■連絡先
株式会社コンセプトプロト
電話番号:050-5126-9831
メールアドレス:info@conceptproto.tech
※本株式投資型クラウドファンディングの詳細については、FUNDINNOの下記ページをご覧ください。
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