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【市況】株価指数先物【昼】 NT倍率は昨年6月以来の高値に到達


 日経225先物は11時30分時点、前日比180円高の3万7950円(+0.47%)前後で推移。寄り付きは3万8120円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万8100円)にサヤ寄せする格好から、買いが先行して始まった。現物の寄り付き直前には3万8170円まで上昇幅を広げた。ただし、その後は利益確定の動きが優勢となり、3万7920円~3万8060円辺りでの保ち合いを継続している。

 日経225先物は買い先行で始まった後は、利食いの動きが優勢となったものの、3万8000円を挟んでの底堅さが意識されており、ショートを仕掛けづらくさせている。オプション権利行使価格の3万8000円を中心とした権利行使価格3万7875円から3万8125円での狭いレンジ推移のなか、短期的なトレードになりそうだ。

 なお、NT倍率は先物中心限月で14.69倍に上昇した。昨年6月高値に到達したことから、いったんはNTロングを巻き戻す動きが入りやすい水準でもある。ただし、こう着ながらも東京エレクトロン <8035> [東証P]、ファーストリテイリング <9983> [東証P]、ソフトバンクグループ <9984> [東証P]などが相場をけん引するなか、日経平均型優位の展開は変わらない。6月高値を明確に上放れてくると、次は2021年2月高値の15.68倍が意識されてくるだろう。

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