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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:名村造、ペプドリ、楽天グループ

名村造 <日足> 「株探」多機能チャートより
■ミツバ <7280>  1,414円  +300 円 (+26.9%) ストップ高   11:30現在  東証プライム 上昇率2位
 ミツバ<7280>はストップ高となる1414円まで急伸。2018年5月以来およそ5年9カ月ぶりの高値圏に浮上してきた。14日の取引終了後、24年3月期連結業績予想について売上高を3220億円から3400億円(前期比6.4%増)へ、営業利益を150億円から190億円(同2.8倍)へ上方修正すると発表。配当予想も3円から6円(前期3円)に増額しており、これを好感した買いが入っている。中国エリアでの販売低迷の影響を受けたものの、想定以上の円安や価格改善、固定費抑制などが奏功した。なお、同時に発表した第3四半期累計決算は売上高が2568億7200万円(前年同期比8.3%増)、営業利益が144億5100万円(同4.0倍)だった。

■ムゲンエステート <3299>  1,391円  +260 円 (+23.0%)  11:30現在
 ムゲンエステート<3299>に物色人気集中。同社は首都圏を営業エリアに不動産流動化事業を展開しており、中古不動産を買い取りリフォームして再販するビジネスで高水準の需要をとらえている。14日取引終了後に発表した23年12月期決算は売上高が前の期比65%増の516億4000万円、営業利益が同2倍となる59億3600万円といずれも目覚ましい伸びを示した。また、続く24年12月期も売上高が前期比18%増の608億9600万円、営業利益が同16%増の68億6100万円と2ケタ増収増益を見込んでおり、これが好感されている。また、株主還元にも積極的で前期年間配当を従来計画の53円から10円増額し63円とし、今期については更に5円増配となる68円を計画。これも株高を強く後押しする形となっている。

■三井海洋開発 <6269>  2,736円  +500 円 (+22.4%) ストップ高   11:30現在  東証プライム 上昇率3位
 三井海洋開発<6269>が急騰。14日の取引終了後、23年12月期の連結決算を発表。同時に24年12月期の業績予想を開示し、円ベースの売上収益は前期比9.1%増の5531億3700万円、最終利益は同24.3%増の170億1900万円となる見通しを示した。また、前期の年間配当を20円と2期ぶりに復配したうえで、今期の年間配当は40円を計画しており、ポジティブ視されたようだ。同社は連結財務諸表の原文と業績予想を米ドルで表示する。参考として示す円ベースの前期決算と今期の業績予想は、1ドル=141円83銭で換算している。今期はFPSO(浮体式石油生産・貯蔵・積み出し装置)の建造工事が進捗すると想定する。

■名村造船所 <7014>  1,718円  +300 円 (+21.2%) ストップ高   11:30現在
 名村造船所<7014>がストップ高まで買われ、昨年来高値を更新した。同社は14日取引終了後、24年3月期第3四半期累計(23年4~12月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比19.4%増の116億8700万円となり、通期計画の140億円に対する進捗率が83%強に達していることが好感されているようだ。売上高は同4.3%増の969億5500万円で着地。主力の新造船事業が船価の改善や原価の削減などで堅調だったほか、修繕船事業が伸びたことが寄与した。なお、通期業績予想については従来計画を据え置いている。

■ペプチドリーム <4587>  1,500円  +256.5 円 (+20.6%)  11:30現在  東証プライム 上昇率4位
 ペプチドリーム<4587>が急反発した。14日の取引終了後、23年12月期の連結決算とともに24年12月期の業績予想を開示した。今期の売上収益は前期比21.9%増の350億円、最終利益は同2.4倍の73億円を計画し、ポジティブ視されたようだ。創薬開発事業ではペプチド─放射性核種複合体(RI-PDC)プログラムの進捗と拡大を見込むほか、放射性医薬品事業ではアルツハイマー領域などの伸長を想定する。同社はあわせて、保有するレイズバイオ<RYZB>の株式について、ブリストル・マイヤーズ・スクイブ<BMY>が実施する公開買い付けに応じると公表した。公開買い付けが成立した際には株式売却対価として約105億円を受領する見込み。前期にその他の包括利益として時価評価額の増加分が反映されているため、24年12月期の連結業績への影響は軽微としている。

■ヒラノテクシード <6245>  2,066円  +346 円 (+20.1%) 一時ストップ高   11:30現在
 14日に決算を発表。「10-12月期(3Q)経常は2.2倍増益、今期配当を32円増額修正」が好感された。
 ヒラノテクシード <6245> [東証S] が2月14日大引け後(15:15)に決算を発表。24年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比13.2%増の27.4億円に伸び、通期計画の30億円に対する進捗率は91.3%に達し、5年平均の70.3%も上回った。同時に、今期の年間配当を従来計画の56円→88円(前期は56円)に大幅増額修正した。
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■東洋炭素 <5310>  6,270円  +1,000 円 (+19.0%) ストップ高   11:30現在  東証プライム 上昇率6位
 東洋炭素<5310>はストップ高の水準となる1000円高の6270円に買われた。14日の取引終了後、23年12月期の連結決算発表にあわせ、24年12月期の業績と配当予想を公表。今期の売上高は前期比9.6%増の540億円、経常利益は同3.1%増の105億円を見込む。前期に続き過去最高益の更新を計画するほか、前期の年間配当を20円増額したうえで、今期の年間配当予想を前期比10円増配の120円としており、株価を刺激する材料となった。半導体関連ではシリコン半導体用途の需要は力強さを欠くとしながらも、SiC(炭化ケイ素)半導体用途において旺盛な需要が継続すると想定する。同時に東洋炭素は、配当性向30%以上の安定した利益還元を継続して行う新たな方針を導入した。

■三井E&S <7003>  956円  +150 円 (+18.6%) ストップ高買い気配   11:30現在  東証プライム 上昇率7位
 14日に決算を発表。「今期経常を一転28%増益に上方修正」が好感された。
 三井E&S <7003> [東証P] が2月14日大引け後(16:00)に決算を発表。24年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常損益は116億円の黒字(前年同期は4.4億円の赤字)に浮上して着地した。併せて、通期の同利益を従来予想の90億円→160億円(前期は125億円)に77.8%上方修正し、一転して27.7%増益見通しとなった。
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■やまみ <2820>  4,385円  +635 円 (+16.9%) 一時ストップ高   11:30現在
 やまみ<2820>がストップ高に買われ、上場来高値を更新した。14日の取引終了後、24年6月期第2四半期累計(7~12月)の単体決算発表にあわせ、通期の業績と配当予想を見直した。今期の経常利益予想を12億200万円から20億200万円(前期比88.7%増)に引き上げたほか、年間配当予想は記念配当分を含めて38円から60円(同28円増配)に見直した。加えて、中期経営計画の目標値も上方修正しており、これらを好感した買いが入ったようだ。今期の売上高予想は12億円増額し190億円(同17.4%増)に見直した。価格改定が浸透し、国内産大豆を使った製品のセールスを強化したことが奏功。富士山麓工場の黒字化により収益性も大幅に改善しており、影響を業績予想に織り込んだ。中期経営計画に関しては、26年6月期の売上高を230億円(従来は215億円)、経常利益は27億6200万円(同18億5500万円)に伸ばす目標に改めた。

■堀場製作所 <6856>  15,090円  +2,110 円 (+16.3%) 一時ストップ高   11:30現在  東証プライム 上昇率8位
 堀場製作所<6856>は一時ストップ高。14日の取引終了後に23年12月期の連結決算を発表。同時に、24年12月期の経常利益が前期比9.2%増の527億円となる見通しを示した。更に、自社株買いの実施と中長期の経営計画も公表。これらを好感した買いが集まった。今期の売上収益は同10.5%増の3210億円を見込む。想定為替レートは1ドル=140円、1ユーロ=155円とした。自動車セグメントではエンジン排ガス測定装置の販売が堅調に推移すると想定。半導体セグメントは年後半に市場が回復し、販売増加を見込む。一方、不確定な特別損失の発生を想定し、今期の最終利益は同8.2%減の370億円を計画。年間配当予想は同25円減配の265円とした。なお同社は前期の年間配当を30円増額し210円で決定したと開示している。中長期経営計画では、28年12月期に売上高4500億円、営業利益800億円(24年12月期見通しは520億円)に伸ばす目標を掲げた。また同社は取得総数53万株(自己株式を除く発行済み株式総数の1.25%)、取得総額50億円を上限とする自社株買いを2月15日から4月30日の間、実施すると公表した。

■荏原 <6361>  10,910円  +1,502 円 (+16.0%) ストップ高   11:30現在  東証プライム 上昇率10位
 14日に決算を発表。「今期最終は1%増で4期連続最高益、前期配当を34円増額・今期は1円増配へ」が好感された。
 荏原 <6361> [東証P] が2月14日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。23年12月期の連結最終利益は前の期比19.4%増の602億円になり、従来予想の523億円を上回って着地。24年12月期は前期比0.9%増の608億円とほぼ横ばいを見込み、4期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。同時に、前期の年間配当を195円→229円(前の期は193円)に増額し、今期も前期比1円増の230円に増配する方針とした。
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■パークシャ <3993>  5,150円  +705 円 (+15.9%) ストップ高   11:30現在
 14日に決算を発表。「10-12月期(1Q)最終は2.6倍増益で着地」が好感された。
 PKSHA Technology <3993> [東証S] が2月14日大引け後(16:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。24年9月期第1四半期(10-12月)の連結最終利益は前年同期比2.6倍の5.4億円に急拡大し、通期計画の15億円に対する進捗率は36.3%となった。
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■楽天グループ <4755>  731.3円  +100 円 (+15.8%) ストップ高   11:30現在
 楽天グループ<4755>が急反発した。14日の取引終了後に発表した23年12月期の連結決算は、売上収益が前の期比7.8%増の2兆713億1500万円、営業損益は2128億5700万円の赤字(前の期は3716億1200万円の赤字)となった。営業赤字は4期連続。最終赤字は5期連続となった。一方、モバイル事業の売上収益は増加し、赤字幅は縮小。前期は無配としながらも株主優待制度を変更し、新たに楽天モバイルの音声+データプラン(月30ギガバイト)を株主全員に1年間無料で提供すると発表した。これらが関心を集める要因となり、投資家の買いを誘ったようだ。24年12月期の業績予想に関しては、証券サービスを除いた売上収益について2ケタの成長率を目指すとしている。

■コプロHD <7059>  1,750円  +236 円 (+15.6%)  11:30現在
 14日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)経常が71%増益で着地・10-12月期も70%増益」が好感された。
 コプロ・ホールディングス <7059> [東証P] が2月14日大引け後(16:30)に決算を発表。24年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比70.9%増の14.8億円に拡大したが、通期計画の21.1億円に対する進捗率は70.0%となり、5年平均の69.5%とほぼ同水準だった。
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■エニマインド <5027>  1,120円  +150 円 (+15.5%) ストップ高   11:30現在
 AnyMind Group<5027>がマドを開けて急伸した。14日の取引終了後、23年12月期の連結決算発表にあわせ、24年12月期の業績予想を開示した。今期の売上収益は前期比36.0%増の454億9000万円、最終利益は同31.9%増の7億3800万円を計画する。前期に続き過去最高益を更新する見通しを示し、成長性を評価した買いが集まったようだ。アジア各地のEC市場の成長を背景に、法人向けのサービス展開を強化する予定。インフルエンサーマーケティングに関しては顧客からの需要は強い状況にあるとして、順調な成長を見込む。23年12月期の売上収益は前の期比35.0%増の334億6000万円、最終利益は同2.3倍の5億5900万円と、計画を上振れて着地した。

■ペッパーフードサービス <3053>  122円  +30 円 (+32.6%) ストップ高   11:30現在
 ペッパーフードサービス<3053>はストップ高。14日取引終了後に発表した24年12月期単独業績予想は、売上高が前期比5.0%減の138億5400万円、営業損益が前期の赤字から1900万円の黒字に改善する見通しとした。営業損益は連結決算だった時期も含め6期ぶりに黒字転換を果たす見込みとなり、これを好感した買いが集まっている。今後も定番部位だけでなく希少部位や地域、期間限定商品など、さまざまな商品を販売し、既存店の収益向上に注力する方針。同時に発表した23年12月期決算は売上高が前の期比1.3%減の145億8700万円、営業損益が前の期から赤字幅縮小となる4億9000万円の赤字だった。なお、継続企業の前提に関する注記の記載は継続した。あわせて株主優待制度の再開を明らかにした。12月末を基準日として、保有株数(500株以上が対象)に応じ3000~9000円相当の自社商品を贈呈する。2022年の優待廃止前は6月末と12月末の年2回実施していた。

■河西工業 <7256>  248円  +50 円 (+25.3%) ストップ高   11:30現在
 河西工業<7256>がストップ高まで買われている。同社は14日取引終了後、24年3月期第3四半期累計(23年4~12月)の連結決算を発表。営業損益は8億1500万円の黒字(前年同期は123億2500万円の赤字)に浮上し、通期計画の10億円に対する進捗率が81.5%に達していることが好感されているようだ。売上高は前年同期比25.0%増の1557億9300万円で着地。半導体供給不足の緩和などを背景に、国内主要得意先の生産が堅調に推移したことなどが寄与した。なお、通期業績予想については従来計画を据え置いている。

■ヌーラボ <5033>  1,495円  +300 円 (+25.1%) ストップ高   11:30現在
 ヌーラボ<5033>がストップ高の水準となる前営業日比300円高の1495円に買われ、上場来高値を更新した。14日の取引終了後に発表した24年3月期第3四半期累計(4~12月)の連結決算は、売上高が前年同期比36.5%増の26億7900万円、営業利益は同5.8倍の4億3700万円となった。営業利益は通期の計画(3億2600万円)を上回る水準となっており、好感されたようだ。主力サービスであるプロジェクト管理ツール「Backlog」の料金改定を23年1月に実施し、契約単価の上昇が継続した。

■サイバー・バズ <7069>  2,020円  +400 円 (+24.7%) ストップ高買い気配   11:30現在
 サイバー・バズ<7069>はストップ高カイ気配。14日の取引終了後、24年9月期第1四半期(10~12月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比53.4%増の20億5600万円、経常利益は同3.3倍の2億8500万円となった。第1四半期ながら経常利益の通期計画に対する進捗率は約61%に上り、業績の上振れを期待した買いを集めたようだ。ソーシャルメディアマーケティング事業ではインフルエンサーサービスやインターネット広告販売が伸長。四半期の売上高は過去最高を更新した。

●ストップ高銘柄
 セグエグループ <3968>  1,412円  +300 円 (+27.0%) ストップ高買い気配   11:30現在
 など、27銘柄

●ストップ安銘柄
 リビングPF <7091>  1,111円  -400 円 (-26.5%) ストップ安売り気配   11:30現在
 モンラボ <5255>  234円  -80 円 (-25.5%) ストップ安売り気配   11:30現在
 プロHD <9246>  1,538円  -500 円 (-24.5%) ストップ安売り気配   11:30現在
 ハルメク <7119>  967円  -300 円 (-23.7%) ストップ安   11:30現在
 イメージ・マジック <7793>  1,325円  -400 円 (-23.2%) ストップ安売り気配   11:30現在
 など、20銘柄

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