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【市況】米国株見通し:伸び悩みか、利下げ期待も景気動向を見極め

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

(13時30分現在)

S&P500先物      5,032.50(-8.75)
ナスダック100先物  17,926.25(-38.75)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は50ドル安。長期金利は上昇基調となり、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ


12日の主要3指数は高安まちまち。ナスダックとS&Pは後半の失速で5日ぶり反落、ダウは125ドル高の38797ドルと反発し最高値を更新した。連邦準備制度理事会(FRB)当局者は講演で早期利下げに慎重な見解を示し、全般的に売りが先行。ただ、13日発表の消費者物価指数(CPI)は伸びの鈍化が予想されているため、過度な売りは抑制された。この日は材料難のなか、金利高の場面でハイテク関連が売られ指数を下押しした。


本日は伸び悩みか。市場が注目する今晩の1月CPIは前年比+2.9、コア指数は同+3.7%と前回を顕著に下回る見通し。想定に沿った内容なら利下げ期待の再燃で金利安を背景に、好業績のハイテクへの利益確定売りに警戒したい。決算発表を受けた買いは入りやすい。ただ、今週の小売売上高は前回を下回るとみられ、ソフトランディングを見込んだ買いはいったん収束。中東情勢など不透明要因で利益確定売りの可能性もあろう。

《TY》

 提供:フィスコ

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