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【市況】NY株式:NYダウは48ドル高、企業の好決算を好感

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

米国株式市場は続伸。ダウ平均は48.97ドル高の38,726.33ドル、ナスダックは37.07ポイント高の15,793.71で取引を終了した。

想定以上に強い経済を好感した買いに寄り付き後、上昇。その後、利食いにおされ一時下落に転じたが、企業の好決算を好感した買いや予想を下回った週次失業保険申請件数が労働市場が底堅い証拠となりソフトランディング期待を受けた買いが支え、底堅く推移。ハイテクが強く終盤にかけ、相場を一段と押し上げ、ダウは連日で過去最高値を更新し終了した。セクター別では消費者サービスやエネルギーが上昇した一方、電気通信サービスが下落。

高級ブランドのラルフ・ローレン(RL)は第3四半期決算で中国の回復や値上げが奏功し、売上が予想を上回り、見通しを上方修正し、買われた。コーチなどのブランドを運営するタペストリー(TPR)も中国の回復が奏功し売り上げが強く、通期1株利益見通しを引き上げ、上昇。カジノを運営するウィン・リゾーツ(WYNN)は第4四半期決算で調整後1株利益が予想を上回り、上昇。スポーツ用品メーカーのアンダーアーマー(UAA)は四半期決算で通期増収率予想を引き上げ、堅調推移した。

また、シリアルメーカーなどの食品製造・販売を手掛けるケラノバ(K)は決算で、値上げが響き売上が減少したが、警戒されていたほど見通しが悪化せず、安心感に買われた。エンターテインメントのディズニー(DIS)は昨日取引終了後に発表した四半期決算が好感されたほか、人気オンラインゲーム「フォートナイト」を配信するエピックゲームズへの投資計画が好感され、続伸。一方、オンライン決済のペイパル(PYPL)は四半期決算で弱い見通しを示し、大幅下落した。

後払いサービスを提供するアファーム(AFRN)やオンライン旅行サービス会社のエクスぺディア(EXPE)は取引終了後に決算を発表。内容が予想に満たず、それぞれ時間外取引で売られている。


(Horiko Capital Management LLC)

《ST》

 提供:フィスコ

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