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【材料】愛三工、フタバなどトヨタ系自動車部品メーカーが軒並み上昇、最高値街道まい進のトヨタに連動高

愛三工 <日足> 「株探」多機能チャートより
 愛三工業<7283>、フタバ産業<7241>、大豊工業<6470>、東海理化<6995>などトヨタ系列の自動車部品メーカーが軒並み上昇している。トヨタ自動車<7203>が前日取引時間中に24年3月期業績予想の上方修正を発表したが、同社株にはこれを評価する海外投資家の買いが続いているほか、半導体受託生産世界最大手TSMC<TSM>の熊本工場運営子会社であるJASMにトヨタが出資する方向にあることも株価の刺激材料となっている。トヨタはきょうも大幅高となり上場来高値を連日で更新している。

 また、11月の米大統領選で再選の可能性が取りざたされるトランプ前大統領が電気自動車(EV)シフトに反発する姿勢を示していることから、市場ではハイブリッドで圧倒的世界シェアを有するトヨタに追い風が強まるとの見方も出ている。そうしたなか、トヨタを取り巻く自動車部品各社にも商機が高まるとの思惑が働いた形だ。「一連の不祥事でトヨタのグループ会社を空売りする動きも観測されたが、足もとはその反動もあって見直しムードが強まっている」(中堅証券ストラテジスト)という状況にある。

出所:MINKABU PRESS

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