【市況】株価指数先物【昼】 米大型テック株の決算でショートを仕掛ける動き
日経225先物は11時30分時点、前日比170円安の3万5830円(-0.47%)前後で推移。寄り付きは3万5760円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万5930円)を下回る格好から、ギャップダウンで始まった。その後、現物の寄り付き直後には3万5660円まで下落幅を広げた。売り一巡後は3万5720円~3万5800円辺りでの保ち合いを継続。終盤にかけてはショートカバーが入り、一時3万5900円まで下落幅を縮める場面も見られた。
日経225先物は、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>やアルファベット<GOOG>が時間外取引で大きく売られるなか、ショートが先行する格好となった。ただし、1月26日に付けた直近安値(3万5670円)水準まで売られた後は、ショートカバーが優勢のようだ。指数インパクトの大きいファーストリテイリング <9983> [東証P]、東京エレクトロン <8035> [東証P]、アドバンテスト <6857> [東証P]、ソフトバンクグループ <9984> [東証P]が日経平均株価の重荷となったが、東京エレクとアドテストは寄り付き後に下げ渋る動きを見せており、ショートを仕掛けづらくさせた。
なお、NT倍率は先物中心限月で14.20倍に低下した。一時14.17倍まで下げており、14.20倍で推移する25日移動平均線を下回った。米大型テック株の決算を受けた弱い値動きによってNTショートに振れやすいところだが、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果待ちのなか、NTショートを巻き戻すリバランスの動きも意識されそうだ。
株探ニュース