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【注目】明日注目すべき【好決算】銘柄 アルゴグラフ、ファナック、タカラトミー (26日大引け後 発表分)

アルゴグラフ <日足> 「株探」多機能チャートより

 1月26日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 アルゴグラフ <7595> [東証P]  ★今期経常を14%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も10円増額
 ◆24年3月期の連結経常利益を従来予想の82.8億円→94億円に13.5%上方修正。増益率が1.0%増→14.6%増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。主要顧客である製造業全般の旺盛なIT投資意欲を背景に、業績が好調に推移していることが要因。
  業績好調に伴い、年間配当を従来計画の80円→90円(前期は73円)に増額修正した。

 UFHD <4235> [東証S]  ★前期最終を24%上方修正、配当も8円増額
 ◆23年12月期の連結最終利益を従来予想の21億円→26億円に23.8%上方修正。増益率が2.4%増→26.8%増に拡大する見通しとなった。移転価格税制による日米間の税金調整によって実効税率が低下したことが最終利益を押し上げた。
  併せて、期末一括配当を従来計画の31円→39円(前の期は1→2の株式分割前で62円)に増額修正した。

 アジアパイル <5288> [東証P]  ★今期経常を22%上方修正
 ◆24年3月期の連結経常利益を従来予想の45億円→55億円に22.2%上方修正。減益率が23.0%減→5.9%減に縮小する見通しとなった。新工法「Smart-MAGNUM」の施工効率改善が進み、大型工事案件を中心に採算が改善したことに加え、場所打ち杭や鋼管杭が堅調に推移したことなどを織り込んだ。

 静甲 <6286> [東証S]  ★今期経常を一転5%増益に上方修正
 ◆24年3月期の連結経常利益を従来予想の4.1億円→7.1億円に73.2%上方修正。従来の39.3%減益予想から一転して5.2%増益見通しとなった。今期業績の上方修正は昨年11月に続き、2回目。産業機械事業で資材高騰分の価格転嫁が進んだことに加え、電機機器事業で利益率の高いEV関連検査装置の受注が堅調に推移することも上振れにつながる。

 ファナック <6954> [東証P]  ★今期経常を9%上方修正
 ◆24年3月期の連結経常利益を従来予想の1533億円→1676億円に9.3%上方修正。減益率が33.7%減→27.5%減に縮小する見通しとなった。在庫調整による生産への影響が継続することが見込まれるものの、ロボット部門における欧米向けのEV(電気自動車)関連などで上期時点の予想より業績が堅調に推移していることを反映した。

 シンシア <7782> [東証S]  ★前期経常を43%上方修正、配当も4円増額
 ◆23年12月期の連結経常利益を従来予想の2億9600万円→4億2400万円に43.2%上方修正。増益率が2.6倍→3.8倍に拡大する見通しとなった。自社ブランドのコンタクトレンズ「シンシアワンデーS」の販売が想定より伸びたことが寄与。高付加価値製品の伸長や効率的な販促費の使用に加え、円安でデリバティブ評価益が発生したことも利益を押し上げた。
  業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の10円→14円(前の期は4円)に大幅増額修正した。

 タカラトミー <7867> [東証P]  ★今期経常を27%上方修正・5期ぶり最高益更新へ
 ◆24年3月期の連結経常利益を従来予想の130億円→165億円に26.9%上方修正。増益率が7.9%増→37.0%増に拡大し、5期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。国内やアジアで玩具および玩具周辺事業が年末商戦でも引き続き堅調に推移したほか、小売事業キデイランドでインバウンド需要の回復などによってキャラクター玩具の販売が伸長したことを反映した。大人による購買拡大や幅広い商品展開によるガチャ事業を中心としたタカラトミーアーツの好調継続も収益を押し上げる。

 マミヤOP <7991> [東証S]  ★今期配当を25円増額修正
 ◆24年3月期の期末一括配当を従来計画の50円→75円(前期は50円)に大幅増額修正した。配当性向基準を設け、業績に応じた配当を実施する方針に変更。配当性向20~25%を踏まえ、株主への利益配分を増やす。期末配当利回りは5.06%に上昇。

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