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【市況】東京株式(前引け)=続落、利益確定売りで下値探る展開に

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 24日前引けの日経平均株価は前営業日比249円42銭安の3万6268円15銭と続落。前場のプライム市場の売買高概算は7億9020万株、売買代金概算は2兆2730億円。値上がり銘柄数は428、対して値下がり銘柄数は1182、変わらずは48銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は幅広い銘柄に利益確定売りが出て、日経平均は3万6200円台まで水準を切り下げた。前日の米国株市場では主要株価指数が高安まちまちの展開だったが、東京市場でも目先高値警戒感から上値を積極的に買う動きはみられなかった。日銀金融政策決定会合の通過後に国内金利が上昇傾向にあり、これが投資家のセンチメントを冷やしている。日経平均は朝方から下値を探る展開となったが、売り一巡後は押し目買いで下げ渋るなど下値抵抗力を発揮した。ただ、前場後半から再び売り圧力に押し込まれる形で下げ幅を広げている。個別株はプライム上場銘柄の7割強が下落した。

 個別ではレーザーテック<6920>がやや売り優勢の展開だったほか、ファーストリテイリング<9983>も安い。ソニーグループ<6758>も冴えず、任天堂<7974>も売りに押された。不二製油グループ本社<2607>が急落、住友林業<1911>の下げも目立つ。半面、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクに買いが集まり、東京エレクトロン<8035>が堅調、ソシオネクスト<6526>も商いを伴い上値追い基調を続けている。SCREENホールディングス<7735>も買われた。霞ヶ関キャピタル<3498>、Genky DrugStores<9267>が急騰、円谷フィールズホールディングス<2767>も大幅高となった。

出所:MINKABU PRESS

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