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【材料】フィスカーが下落 アナリストが投資判断を「中立」に引き下げ=米国株個別

(NY時間10:06)(日本時間00:06)
フィスカー<FSR> 0.88(-0.09 -8.97%)

 電気自動車(EV)のフィスカー<FSR>が下落。アナリストが投資判断を「中立」に引き下げ、目標株価も従来の11ドルから1ドルに引き下げた。納車問題、スケジュールの未達、EV市場の全体的な軟化などを要因に挙げている。

 「かつてはピカピカだった同社は輝きが失われている。直近の痛手は、同社が『オーシャン』のブレーキシステムに関連した苦情により、米道路交通安全局から調査を受ける可能性があるというニュースだ」と述べた。

 さらに、北米ではディーラーとの提携モデル、欧州ではハイブリッド方式への販売戦略の転換を指摘。また、米証券取引委員会(SEC)への提出書類によると、州によっては、必要な免許や許可証の取得待ちの期間中、消費者直販方式で車を販売できない可能性があり、これが納車台数に大きなプレッシャーになるとも指摘している。

【企業概要】
 テクノロジーを駆使したアセットライトの自動車ビジネスモデルを構築し、EVの車両開発・カスタマーエクスペリエンス・販売・サービスに焦点を当てる。最先端の自律走行機能と革新的で時代を超越したデザインを有し、再生素材を採用するなど、持続可能性の高い独自のプロセスで車両の設計・開発を行う。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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