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【材料】サワイGHが急伸、事業ポートフォリオと資本政策の見直しで資金流入

サワイGHD <日足> 「株探」多機能チャートより
 サワイグループホールディングス<4887>が急伸。2020年6月以来の高値圏で推移している。17日の取引開始前に、事業ポートフォリオと資本政策の見直しに関して発表。これを好感した資金が流入し、ショートカバーを誘発したようだ。

 同社はPBR(株価純資産倍率)がプライム市場平均に達していない状況が続いていることを踏まえ、収益力が資本コストを下回る状況にある米国事業から原則的に撤退し、収益力向上が期待できる国内ジェネリック事業への優先投資を行う方針を示した。政策投資株式の半減に向けた取り組みと旧本社・大阪工場跡地など遊休資産の売却も進める。株主還元と配当方針については、毎期の連結業績などを総合的に勘案しながら、配当性向30%をメドとする新たな方針を加えた。

 あわせてサワイGHDは、米国事業の持ち株会社であるSawai America Holdings(SAH)の全株式と、その傘下企業の持ち分を、SAHが80%出資するSawai America(SAL)の共同出資者である住友商事<8053>のグループ会社と、Bora Pharmaceutical Holdingsに売却すると公表した。サワイGHDは持ち分の売却代金約227億円とともに、アーンアウト条件達成時の11億円を受け取る予定。加えて57億円相当をSALが100%出資するUpsher-Smith Laboratoriesから配当または自己株式の取得により受領する。

出所:MINKABU PRESS

最終更新日:2024年01月17日 11時21分

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