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【市況】株価指数先物【昼】 ボリンジャー+2σまでの調整で若干過熱感は和らぐ


 日経225先物は11時30分時点、前日比220円安の3万5780円(-0.61%)前後で推移。寄り付きは3万6000円と、ナイトセッションの終値(3万6160円)を下回る格好から、売り優勢で始まった。寄り付きを高値に利益確定の売りが強まり、中盤にかけて一時3万5570円まで下落幅を広げる場面も見られた。売り一巡後は終盤にかけて下落幅を縮めており、3万5800円近辺で推移している。

 日経225先物は利食い先行で始まり、一時3万5570円まで下げたが、3万5600円辺りに位置しているボリンジャーバンドの+2σまで調整したことから、同バンドが支持線として機能する形で下落幅を縮めている。若干ながら過熱感が和らぐ格好となるなか、リバウンド狙いのロングが入りやすくなっただろう。再び+2σを下回ってくるようだと、ショートの動きが強まる可能性はあるものの、積極的に仕掛けてくる参加者は限られそうだ。

 なお、NT倍率は先物中心限月で14.24倍に上昇した。東京エレクトロン <8035> [東証P]など指数インパクトの大きい値がさハイテク株の一角が軟調ながら、東証プライムの7割超の銘柄が下落しており、相対的に日経平均型優位の展開となった。

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