【材料】JPモルガンが決算受け小幅高 NIIの見通しが予想上回る=米国株個別
(NY時間10:09)(日本時間00:09)
JPモルガン<JPM> 171.92(+1.62 +0.95%)
JPモルガン<JPM>が小幅高。取引開始前に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、経常収益とも予想を下回ったものの、純受取利息(NII)は予想を上回った。7四半期連続で記録的なNIIとなった。また、トレーディング部門は株式は予想を下回ったものの、債券・為替・商品(FICC)は予想を上回った。また、2024年のNIIの見通しが約900億ドルと予想を上回ったことが特に好感されている模様。
ダイモンCEOは声明で、「2023年の記録的な業績は、NIIとクレジットの両方での過大な収益を反映したものだが、正常化した後も非常に健全なリターンを提供し続けると確信している」と述べた。
同CEOはまた、「グリーン経済、グローバル・サプライ・チェーンの再構築、軍事への政府支出増の必要性から、インフレはより粘り強く、金利は市場が予想するよりも高くなる可能性がある」と述べた。
今年はFRBの利下げが期待されている中で投資家は、経営陣がこの1年間にどのような見通しを立てているのか知りたがっている。
(10-12月・第4四半期)
・1株利益(調整後):3.04ドル(予想:3.62ドル)
・経常収益(調整後):399.4億ドル(予想:402.3億ドル)
FICCトレーディング:40.3億ドル(予想:38.4億ドル)
株式トレーディング:17.8億ドル(予想:19.3億ドル)
投資銀行:15.8億ドル(予想:17.2億ドル)
CIB:58.1億ドル(予想:57.7億ドル)
純受取利息(NII):241.8億ドル(予想:230.1億ドル)
・融資残高:1.32兆ドル(予想:1.32兆ドル)
・預金残高:2.40兆ドル(予想:2.36兆ドル)
・利付資産利回り:2.81%(予想:2.74%)
・貸倒引当金:27.6億ドル(予想:24.2億ドル)
(24年通期見通し)
・純受取利息(NII):約900億ドル(予想:861億ドル)
・純受取利息(NII)(CIB除く):約880億ドル
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
JPモルガン<JPM> 171.92(+1.62 +0.95%)
JPモルガン<JPM>が小幅高。取引開始前に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、経常収益とも予想を下回ったものの、純受取利息(NII)は予想を上回った。7四半期連続で記録的なNIIとなった。また、トレーディング部門は株式は予想を下回ったものの、債券・為替・商品(FICC)は予想を上回った。また、2024年のNIIの見通しが約900億ドルと予想を上回ったことが特に好感されている模様。
ダイモンCEOは声明で、「2023年の記録的な業績は、NIIとクレジットの両方での過大な収益を反映したものだが、正常化した後も非常に健全なリターンを提供し続けると確信している」と述べた。
同CEOはまた、「グリーン経済、グローバル・サプライ・チェーンの再構築、軍事への政府支出増の必要性から、インフレはより粘り強く、金利は市場が予想するよりも高くなる可能性がある」と述べた。
今年はFRBの利下げが期待されている中で投資家は、経営陣がこの1年間にどのような見通しを立てているのか知りたがっている。
(10-12月・第4四半期)
・1株利益(調整後):3.04ドル(予想:3.62ドル)
・経常収益(調整後):399.4億ドル(予想:402.3億ドル)
FICCトレーディング:40.3億ドル(予想:38.4億ドル)
株式トレーディング:17.8億ドル(予想:19.3億ドル)
投資銀行:15.8億ドル(予想:17.2億ドル)
CIB:58.1億ドル(予想:57.7億ドル)
純受取利息(NII):241.8億ドル(予想:230.1億ドル)
・融資残高:1.32兆ドル(予想:1.32兆ドル)
・預金残高:2.40兆ドル(予想:2.36兆ドル)
・利付資産利回り:2.81%(予想:2.74%)
・貸倒引当金:27.6億ドル(予想:24.2億ドル)
(24年通期見通し)
・純受取利息(NII):約900億ドル(予想:861億ドル)
・純受取利息(NII)(CIB除く):約880億ドル
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美