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【市況】株価指数先物【昼】 3万5000円回復でもピーク感はなく


 日経225先物は11時30分時点、前日比640円高の3万5090円(+1.85%)前後で推移。寄り付きは3万5000円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万4865円)を上回り、ギャップアップで始まった。節目の3万5000円を回復したこともあり、その後は達成感から、一時3万4820円まで上げ幅を縮める場面も見られた。ただし、下値も限られており、3万4820円~3万4920円辺りでの保ち合いが続くなか、終盤にかけて再び3万5000円を回復すると、一時3万5130円まで上げ幅を広げた。

 日経225先物は、3万5000円で始まったことから、買い一巡後は目先的な達成感による、ロングの解消や短期的なショートが入ったようだがピーク感はなく、再び3万5000円を回復してきたことで、終盤にかけてショートカバーが強まった。日経225先物はボリンジャーバンドの+3σを上回っており、いったん動きが鈍るようだと過熱感からのショートが入りやすいだろう。ただし、+3σが位置する3万4970円辺りでの底堅さがみられるようだと、昨日同様、引けにかけてショートカバーを強めてくる局面がありそうだ。

 なお、NT倍率は先物中心限月で14.08倍に上昇した。一時14.11倍まで上昇したが、14.08倍辺りに位置する25日、200日移動平均線を挟んでの値動きとなった。本日もファーストリテイリング <9983> [東証P]と東京エレクトロン <8035> [東証P]が日経平均株価をけん引しているが、東証33業種すべてが上昇しており、TOPIX型も堅調である。

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