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【市況】米国株見通し:伸び悩みか、買戻し先行も調整売り再開

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

(13時30分現在)

S&P500先物      4,734.25(+4.75)
ナスダック100先物  16,453.25(+8.25)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は30ドル高。金利高は抑制され、本日の米株式市場はやや買い先行となりそうだ


4日の主要3指数はまちまち。終盤の失速でナスダックは5日連続、S&Pは4日連続で下げ、ダウは10ドル高にとどまり37440ドルで取引を終えた。この日発表されたADP雇用統計で民間部門雇用者数は増加、新規失業保険申請件数は強い内容となり、景気減速懸念は後退。ただ、金融引き締め余地が意識されると長期金利は小幅に上昇し、一部ハイテクが売られた。消費関連に対する調整の売りも続き、指数の下押し要因となった。


本日は伸び悩みか。今晩の雇用統計は非農業部門雇用者数が+17.1万人(前回+19.9万人)、失業率は3.8%(同3.7%)、平均時給は前年比+3.9%(同+4.0%)と、いずれも悪化が予想されている。想定通りなら連邦準備制度理事会(FRB)の早期利下げ観測が再燃し、金利安を手がかりに買戻しが入りやすい。ただ、昨年末にかけての強気相場で利益確定や持ち高調整の売りは一巡しておらず、週末に向けた売りも相場の重石となりそうだ。

《TY》

 提供:フィスコ

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