市場ニュース

戻る
 

【材料】ソシオネクスが株式5分割後も戻り足鮮明、SoCは最先端品で実力発揮へ

ソシオネクス <日足> 「株探」多機能チャートより
 ソシオネクスト<6526>が戻り足を明示、5日・25日移動平均線のゴールデンクロスが目前でトレンド転換への期待が高まっている。12月末の株主を対象に1株を5株にする株式分割を実施、実質月替わりとなった前日から5分割後の株価で取引が行われているが、先端半導体分野での活躍を見込んだ継続的な買いを引き寄せている。同社はファブレス形態でSoC(システムオンチップ)の設計・開発・販売を手掛けるが、先端プロセス製品を中心に量産段階へ移行していることで収益成長が加速している。24年3月期営業利益は前期比34%増の290億円と大幅増益を見込むものの依然保守的で、上期時点の進捗率から大幅な増額が濃厚とみられている。半導体チップは、台湾の半導体受託生産最大手のTSMC<TSM>と協業で最先端の3ナノ製品に取り組んでおり、2026年の量産体制を目指す方向にある。また、次世代2ナノ製品でもTSMCなどとの協業で開発を進める構えにあり、今後の展開にマーケットの期待が大きい。

出所:MINKABU PRESS

株探からのお知らせ

    日経平均