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【市況】株価指数先物【昼】 ボリンジャー+1σを上回っての底堅い値動き


 日経225先物は11時30分時点、前日比140円安の3万3460円(-0.41%)前後で推移。寄り付きは3万3430円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万3450円)にサヤ寄せする格好から、売りが先行して始まった。現物の寄り付き直前に3万3370円まで下げた後は買い戻しが入り、中盤にかけて3万3530円まで下げ幅を縮める場面が見られた。ただし、薄商いのなかで短期筋の売り買いが交錯しており、終盤にかけては3万3450円~3万3500円辺りでの保ち合いを継続している。

 日経225先物は、売りが先行したものの、売り一巡後はボリンジャーバンドの+1σを上回っての底堅い値動きを見せている。狭いレンジでの推移ながら、+1σでの底堅さが意識されており、ショートを仕掛けづらくさせている。一方で、グローベックスの米株先物は小幅ながらプラス圏で推移しているため、ややリバウンドを狙ったロングが入りやすいだろう。

 なお、NT倍率は先物中心限月で14.20倍に低下した。ファーストリテイリング <9983> [東証P]、アドバンテスト <6857> [東証P]、東京エレクトロン <8035> [東証P]が上げ一服となり、日経平均型の重荷となっている。ただし、トヨタ自動車 <7203> [東証P]など輸出関連の一角や海運株が下げていることから、NTショートを狙ったトレンドは出にくいと考えられる。


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