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【市況】東京株式(前引け)=前日比177円安、円高進行を警戒し売り優勢

 28日前引けの日経平均株価は前日比177円30銭安の3万3503円94銭。前場のプライム市場の売買高概算は5億3767万株、売買代金概算は1兆4430億円。値上がり銘柄数は762、値下がり銘柄数は819、変わらずは58銘柄だった。

 日経平均は下落。米連邦準備制度理事会(FRB)による早期利下げ期待で前日のNYダウは最高値を更新したが、米長期金利低下を受け、為替相場では1ドル=141円台前半への円高が進行。これを受け、輸出関連株などが軟調となり、日経平均は5日ぶりに反落している。きょうは12月末の配当権利落ち日で、日経平均を50円強押し下げる要因となっている。

 個別銘柄では、レーザーテック<6920>や東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>といった半導体関連株が安く、川崎汽船<9107>や日本郵船<9101>といった海運株も軟調。ソフトバンクグループ<9984>やファーストリテイリング<9983>も値を下げた。半面、日本製鉄<5401>や神戸製鋼所<5406>が高く、三菱重工業<7011>やダイキン工業<6367>、武田薬品工業<4502>が値を上げた。

出所:MINKABU PRESS

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