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【特集】巴川紙 Research Memo(5):財務状況はA種優先株全部償還で資本剰余金減少も連結純資産比率40%超と基盤維持

巴川紙 <日足> 「株探」多機能チャートより

■業績動向

3. 財務状況
巴川製紙所<3878>は、事業転換を図るなかで事業の統廃合やこれに伴うリストラ費用の発生や構造改革の進展や子会社化による収益基盤強化などもあり、設備投資を抑制しつつキャッシュ・フローのプラスを維持している。2024年3月期上期はA種優先株式全額償還に伴う自己株取得による支出1,135百万円などがあり、純資産合計が前期末比191万円減少も、これは今後の優先配当等の支払い負担軽減及び財務体質の健全化を図るためのものと評価でき、純資産比率は40%を超えており、財務基盤は安定している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 岡本 弘)

《AS》

 提供:フィスコ

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