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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):IHI、しまむら、サッポロHD

IHI <日足> 「株探」多機能チャートより
■IHI <7013>  2,675円  +29.5 円 (+1.1%)  本日終値
 IHI<7013>が3日続伸した。NHKが26日、IHIが9月に決めていた防衛部門の人員拡大計画を更に引き上げたことがわかった、と報じた。防衛関連事業の中期的な拡大を期待した買いが集まったようだ。報道によると、IHIは防衛部門を含む航空・宇宙・防衛事業分野に100人の経験者を採用する計画を公表していたが、これを引き上げて防衛部門だけで再来年度までをめどに300人の経験者を採用する方針を決めた。次期戦闘機向けのエンジン開発の強化に加え、防衛省向けの航空機エンジンの改良などを進める狙いがあるという。

■しまむら <8227>  15,775円  +80 円 (+0.5%)  本日終値
 しまむら<8227>は続伸。25日の取引終了後、2月20日を基準日として1株を2株に株式分割するほか、株主優待制度は現行の対象及び内容を維持し、実質的に拡充すると発表したことが好感された。同時に発表した第3四半期累計(2月21日~11月20日)連結決算は、売上高4796億6000万円(前年同期比3.4%増)、営業利益456億4900万円(同2.5%増)、純利益330億7700万円(同4.3%増)となった。残暑と暖冬が続いたものの、商品力と販売力の強化を図ったことに加えて、気温に左右されにくい品揃えや企画の打ち出しなどが寄与し、主力のしまむら既存店売上高が前年同期比4.1%増と伸長した。一方で販管費はコントロールが効いたことで計画通りに推移し、営業利益は第3四半期として過去最高を更新した。24年2月期通期業績予想は、売上高6350億8800万円(前期比3.1%増)、営業利益545億7100万円(同2.4%増)、純利益395億2200万円(同3.9%増)の従来見通しを据え置いている。

■サッポロHD <2501>  6,175円  +25 円 (+0.4%)  本日終値
 サッポロホールディングス<2501>が3日続伸。25日に提出された変更報告書で、シンガポールの投資ファンド、3Dインベストメント・パートナーズが同社株の保有比率を従来の13.82%から14.82%に引き上げたことが判明した。3Dインベストメントはアクティビスト(物言う株主)としても知られており、保有目的は「純投資及び状況に応じて、経営陣への助言、重要提案行為を行うこと」としている。

■高島屋 <8233>  1,930.5円  -63 円 (-3.2%)  本日終値
 高島屋<8233>が反落。25日の取引終了後、24年2月期の連結業績予想について、売上高を4650億円から4670億円(前期比5.3%増)へ、営業利益を440億円から450億円(同38.4%増)へ、純利益を295億円から300億円(同7.8%増)へ上方修正したが、サプライズ感がないとして利益確定の動きが優勢となったもよう。また、オンラインで販売したクリスマスケーキの一部が崩れた状態で購入者に届けられた問題を嫌気する動きもあるようだ。上方修正は、国内百貨店で国内顧客、インバウンド売り上げともに伸長したことや、商品利益率の改善基調、コスト構造改革の効果の継続で第3四半期までの業績が計画を上回っていることが要因。更にインバウンド需要の好調が続いていることなども寄与する見通しだ。なお、同時に発表した第3四半期累計(3~11月)決算は、売上高3341億9200万円(前年同期比5.2%増)、営業利益332億900万円(同45.3%増)、純利益242億5100万円(同5.9%増)だった。

■あさひ <3333>  1,251円  -22 円 (-1.7%)  本日終値
 あさひ<3333>が続落。25日の取引終了後に発表した第3四半期累計(2月21日~11月20日)単独決算で、営業利益が49億2300万円(前年同期比7.2%減)と減益で着地したことが嫌気された。22年8月に行った価格改定効果に加えて、ヘルメット販売や修理の増加、EC販売の伸長などが寄与し、売上高は616億9400万円(同4.5%増)と増収となったものの、仕入れコストの上昇や事業拡大に伴う販管費の増加などが利益を圧迫した。なお、24年2月期通期業績予想は、売上高800億円(前期比7.1%増)、営業利益52億円(同1.4%増)の従来見通しを据え置いている。

■壱番屋 <7630>  5,230円  -60 円 (-1.1%)  本日終値
 壱番屋<7630>が売り買い交錯もやや軟調。前日は大陽線で目先底入れの動きを明示、テクニカル的にも10月中旬の安値と合わせて二点底を形成していた。ただ、きょうは寄り付き買い優勢でスタートしたものの、その後は売りに押される展開となった。カレー専門店をフランチャイズで全国展開するが、食材高騰によるコスト増を値上げで吸収し、足もとの業績は好調に推移している。25日取引終了後に発表した24年2月期第3四半期(23年3~11月)決算は営業利益が前年同期比67%増の38億9300万円と急拡大を果たした。取引開始時はこれを評価する投資資金を誘導した。

■わかもと製薬 <4512>  242円  +50 円 (+26.0%) ストップ高   本日終値
 わかもと製薬<4512>が急反発。同社は25日、VSYバイオテクノロジー(本社:ドイツ)から導入した多焦点眼内レンズ「WP-2011」について、厚生労働省に医療機器製造販売承認申請を行ったと発表。これが買い手掛かりとなったようだ。国内の白内障手術は年間150万件以上行われており、眼科手術のなかでも最も大きな領域の一つ。WP-2011は最新の次世代型多焦点(3焦点)眼内レンズで、白内障手術後のクオリティ・オブ・ライフ(患者の生活の質)の向上が期待できるという。

■gumi <3903>  436円  +80 円 (+22.5%) ストップ高   本日終値  東証プライム 上昇率トップ
 gumi<3903>がストップ高。25日の取引終了後、SBIホールディングス<8473>がgumiの株式について300万株(議決権比率7.58%)を上限に取得すると発表。これを手掛かり視した買いが入ったようだ。株式取得期間は12月26日から2024年3月29日。

■シャノン <3976>  472円  +80 円 (+20.4%) ストップ高   本日終値
 シャノン<3976>がストップ高。26日、チャットGPTとの連携によるコンテンツ作成支援サービス「シャノン コンテンツアシスタント」を発表。今後のビジネス展開を期待した買いが入ったようだ。2024年2月の正式リリースを目指す。チャットGPTを活用する際に、ユーザーにとってプロンプトの作成が課題となっており、思った通りの回答が得られないという悩みもあった。シャノンのサービスでは、テンプレートに基づいた入力を行うことで、目的とするコンテンツの作成を実現。ターゲットの課題に関する分析もチャットGPTから提案し、マーケティング活動をするうえで、より質の高いコンテンツを作成できるようにした。作成できるコンテンツはメールタイトルやメール本文の作成テンプレートから始め、順次提供範囲を広げていく予定という。

■助川電気工業 <7711>  1,167円  +82 円 (+7.6%)  本日終値
 助川電気工業<7711>は急伸。東京電力柏崎刈羽原発の再稼働に向けた思惑を背景に原発関連の一角として今月上旬に人気化する場面があったが、足もとでは核融合発電関連が株式市場で改めてテーマ性を帯びるなか投資家の視線が向かっている。26日付の日本経済新聞朝刊が「核融合発電の実用化に向けた産官学の連携組織が2024年3月に発足する」と報じた。IHI<7013>をはじめ核融合炉の建設に関わる企業や素材メーカー、商社、スタートアップなど約50の企業・団体が参加し、技術開発や販路開拓を進める見通しにあることが伝わったことで、関連銘柄の株価を刺激している。そのなか、IHIが買い優勢で始まったほか、助川電気も物色人気化した。助川電気は研究機関向けに核融合関連製品を納入しており、同関連としてはマーケットで象徴株的な位置付けにあり、投資資金を誘導している。

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