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【通貨】英ポンド週間見通し:下げ渋りか、英国の早期利下げ観測は後退


■弱含み、米ドル安円高進行の影響受ける

今週のポンド・円は弱含み。米国金利の先安観が一段と強まり、日米金利差縮小の思惑も浮上したことから、米ドル売り・円買いが急拡大した。この影響でポンド・円の取引でもポンド売り・円買いが一時拡大した。しかしながら、英中央銀行は「政策金利は長期にわたり高止まりする必要がある」との認識を表明し、リスク回避的なポンド売り・円買いは週末前に縮小。取引レンジ:178円36銭-184円33銭。

■下げ渋りか、英国の早期利下げ観測は後退

来週のポンド・円は下げ渋りか。英中央銀行は政策金利を長期間維持する方針を示し、早期利下げ観測は後退した。英国経済の減速懸念が和らげば、ポンド売りを抑制しよう。一方、日本銀行は金融政策決定会合で緩和政策を維持するとみられ、日英金利差の維持予想がポンドを支える。

○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・20日:11月消費者物価コア指数(10月:前年比+5.7%)
・22日:11月小売売上高 (10月:前月比-0.3%)

予想レンジ:179円00銭-182円00銭

《FA》

 提供:フィスコ

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