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【市況】株価指数先物【昼】 3万3000円での攻防もショートは仕掛けづらい


 日経225先物は11時30分時点、前日比190円高の3万2900円(+0.58%)前後で推移。寄り付きは3万2910円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万2865円)にサヤ寄せする格好から、買いが先行して始まった。現物の寄り付き直後に付けた3万2840円を安値にリバウンド基調が強まり、中盤にかけて一時3万3020円まで買われた。買い一巡後は25日移動平均線水準で強弱感が対立する格好から、終盤にかけては3万2900円~3万3000円辺りでの保ち合いを継続している。

 日経225先物は、25日線が位置する3万3000円処での攻防を見せているが、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果待ちのなかでは想定された値動きであろう。後場は保ち合いが続きそうだが、底堅さが意識されるなか、ショートを仕掛けづらくさせている。そのため、終盤にかけては、ややショートカバーを誘い込む動きが入りやすいだろう。

 なお、NT倍率は先物中心限月で13.99倍に上昇した。一時14.01倍まで上昇する場面も見られ、25日線水準を捉えてきた。昨日は値がさハイテク株が買い一巡後に軟化したことから上げ幅を縮めていたが、本日のハイテク株は寄り付きから一段高を見せるなど日経平均型優位であり、NTロングでのスプレッドを取りに行く動きに向かわせている。

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