【材料】ファイザーが下落 減量薬「ダヌグリプロン」の開発を中止=米国株個別
(NY時間09:41)
ファイザー<PFE> 28.49(-1.98 -6.50%)
ファイザー<PFE>が下落。中期段階の試験で高率の副作用が現れたため、減量薬の開発を中止すると発表した。「ダヌグリプロン」を服用した患者の半数以上が吐き気とおう吐のために服用を中止せざるを得なかったという。有害事象は軽度ではあったが、吐き気が最大73%、おう吐が最大47%、下痢が最大25%の参加者に見られたという。ただ、忍容性プロファイルの改善を期待して、1日1回投与タイプの錠剤の開発を続ける予定だとしている。
同社はパンデミックが去った後の大きなギャップを埋めるために新製品を探している。アナリストからは、同社のパクスロビド錠剤の将来性や、ワクチン接種率17%という同社の最新の予想は楽観的過ぎるのではないかと疑問を呈している。
同社のブーラCEOは「経口減量薬が肥満市場の3分の1を占めるだろうと述べていた。同社は、6月に別の治験薬の臨床試験を安全性への懸念から中止した後、ダヌグリプロンに望みを託していた。ダヌグリプロンの中期臨床試験には、米国、カナダ、日本、台湾の肥満症患者630人が登録され、1日2回、最長10カ月間投与された。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
ファイザー<PFE> 28.49(-1.98 -6.50%)
ファイザー<PFE>が下落。中期段階の試験で高率の副作用が現れたため、減量薬の開発を中止すると発表した。「ダヌグリプロン」を服用した患者の半数以上が吐き気とおう吐のために服用を中止せざるを得なかったという。有害事象は軽度ではあったが、吐き気が最大73%、おう吐が最大47%、下痢が最大25%の参加者に見られたという。ただ、忍容性プロファイルの改善を期待して、1日1回投与タイプの錠剤の開発を続ける予定だとしている。
同社はパンデミックが去った後の大きなギャップを埋めるために新製品を探している。アナリストからは、同社のパクスロビド錠剤の将来性や、ワクチン接種率17%という同社の最新の予想は楽観的過ぎるのではないかと疑問を呈している。
同社のブーラCEOは「経口減量薬が肥満市場の3分の1を占めるだろうと述べていた。同社は、6月に別の治験薬の臨床試験を安全性への懸念から中止した後、ダヌグリプロンに望みを託していた。ダヌグリプロンの中期臨床試験には、米国、カナダ、日本、台湾の肥満症患者630人が登録され、1日2回、最長10カ月間投与された。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美