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【市況】株価指数先物【昼】 ハイテク堅調で日経平均型優位の流れ


 日経225先物は11時30分時点、前日比30円高の3万3350円(+0.09%)前後で推移。寄り付きは3万3420円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万3380円)にサヤ寄せする格好から、買い優勢で始まった。現物の寄り付き時には3万3470円まで上げ幅を広げる場面も見られたが、買い一巡後に軟化し、3万3320円~3万3390円辺りでの保ち合いを継続。中盤にかけてレンジを下放れ、一時3万3260円と下落に転じた。ただし、下へのバイアスは強まらず、終盤にかけて買い戻され、3万3350円を挟んで狭いレンジの推移となった。

 日経225先物は、米国市場が上昇した流れを受けて買い先行で始まったが、買い一巡後はこう着感が強まった。ただし、上値の重さを嫌気したショートの動きは強まらず、イベント前の想定内の一服といったところであろう。後場も積極的な売買は手控えられそうだが、押し目待ち狙いのロング対応に向かわせよう。

 なお、NT倍率は先物中心限月で14.11倍に上昇し、一時14.13倍まで上げている。指数インパクトの大きい値がさハイテク株が堅調であり、日経平均型優位のなかで200日移動平均線を上回って始まり、その後も同線が支持線として意識されている。アドバンテスト <6857> [東証P]、東京エレクトロン <8035> [東証P]が買われており、エヌビディア<NVDA>の決算を控えるなか、ショートポジションを圧縮する動きもありそうだ。

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