【市況】20日の株式相場見通し=底堅い展開、円急伸も売り込みにくさを意識
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もっとも、10月末以降の日経平均株価は急ピッチな上昇となり、足もと25日移動平均線に対する上方カイ離率が5%を上回った状況にある。過熱感を冷ます日柄調整局面となるシナリオも見込まれるなか、内外金利の急ピッチな低下の一服は、バリュー株への買い戻しを誘いやすい。個別では17日の取引終了後に過去最高としていた今期の最終利益予想を上乗せする形で上方修正したSOMPOホールディングス<8630>などの株価の反応が注目されそうだ。
17日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比1ドル81セント高の3万4947ドル28セントと小反発。ナスダック総合株価指数は同11.808ポイント高の1万4125.481だった。
日程面では、きょうは国内では10月首都圏マンション市場動向、10月主要コンビニエンスストア売上高が公表される予定。海外では中国11月最優遇貸出金利のほか、独10月生産者物価指数、米10月コンファレンス・ボード景気先行指数の発表が予定されている。更に、米国では20年国債入札が行われるうえ、ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ<ZM>などの決算発表も控えている。
出所:MINKABU PRESS