【市況】株価指数先物【昼】 売り優勢もSQ値水準での底堅い値動き
日経225先物は11時30分時点、前日比140円安の3万2460円(-0.42%)前後で推移。寄り付きは3万2460円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万2515円)にサヤ寄せする格好から、売り先行で始まった。中盤にかけて3万2240円まで下落幅を広げたものの、ボリンジャーバンドの+1σ水準が支持線として意識されるなか、終盤にかけては3万2500円まで下げ幅を縮めた。
日経225先物は、売り先行で始まったが、オプション権利行使価格の3万2250円から3万2500円でのレンジ推移となった。SQ値は3万2454円88銭となり、SQに絡んだ商いは金額(推計)で日経平均型が530億円の買い越し、TOPIX型は20億円の売り越しだった。日経平均株価はソフトバンクグループ <9984> [東証P]、ファーストリテイリング <9983> [東証P]の下落が重荷となるが、トレンドマイクロ <4704> [東証P]、東京エレクトロン <8035> [東証P]が下支えしている。
なお、NT倍率は先物中心限月で13.94倍に低下した。ただし、75日移動平均線が支持線として意識されており、NTロングを入れやすい水準まで調整した。ソフトバンクグループの動向が気掛かりではあるものの、日経平均がSQ値水準での底堅さが意識されるなか、NTロングによるスプレッド狙いの動きが入りそうだ。
株探ニュース