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【通貨】外為サマリー:介入警戒感から一時150円80銭台に伸び悩む

米ドル/円 <5分足> 「株探」多機能チャートより
 9日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=150円94銭前後と前日の午後5時時点に比べて30銭弱のドル高・円安となっている。

 8日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=150円98銭前後と前日に比べて60銭程度のドル高・円安で取引を終えた。米連邦準備理事会(FRB)が長期間にわたって高い政策金利を維持するとの見方が根強い一方、日銀は金融緩和策を維持する姿勢を示しており、日米の金利差拡大を見込んだドル買い・円売りで一時151円06銭まで上伸した。

 ただ、1週間ぶりに151円台に乗せてきたことから日本の通貨当局による円買い介入が警戒されやすく、この日の東京市場のドル円相場は上値の重い展開となっている。朝方に150円80銭台まで伸び悩んだあとは持ち直しているものの、神田真人財務官が1日に為替介入の可能性について「スタンバイしている」と市場を牽制していたことから一段の上値追いには慎重さが感じられる。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0703ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0020ドル強のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=161円56銭前後と同60銭強のユーロ高・円安で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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