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【市況】リバウンド相場に乗り遅れないための勝ち組銘柄は?=米国株

 米株式市場の最近のリバウンド相場に乗り遅れまいとする投資家のために、米CNBCがモメンタムとアナリストの目標株価に着目し、今後数週間上昇をリードする可能性のある勝ち組銘柄をいくつか紹介している。

◆ワーナー・ブラザース・ディスカバリー<WBD>
 前日終値:11.45(-0.32 -2.72%)

 アナリストの目標株価のコンセンサスを見る限り、55%の上昇の可能性を持っている。株価は11月に入って14%上昇し、それは年初からの20%上昇の大部分を占めている。一部のアナリストは同社の「買い」の投資判断を再表明。同社株は割安でフリーキャッシュフロー(FCF)も底堅く推移し、業界の変化に対してもオープンだという。消費者直販(DTC)事業が足かせになることも少なく、見通しが良くなれば、EV/EBITDA倍率が現在の約6倍から上を目指すと考えると述べていた。

◆アマゾン<AMZN>
 前日終値:139.74(+1.14 +0.82%)

 圧倒的な資金力とeコマース・プラットフォームの強さを誇る同社は、今年66%以上の上昇率を記録している。ただ、アナリストの目標株価のコンセンサスに基づくと、さらに24.4%上昇する可能性があるという。

 アナリストたちはホリデー商戦に向けて同社に強気だ。その比類ない品揃え、迅速な配送、幅広い消費者リーチによって、「ホリデー商戦で明らかに勝者になりそうだ」という。また、小売売上高が減速する中でも同社のeコマースは加速は見込まれるとしている。

 また、アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)事業でも知られる同社は、北米と海外の小売業における利益率改善と広告収入の加速に牽引され、第4四半期のガイダンスが予想を上回る好調な決算を記録したと指摘。

◆ネクステラ・エナジー<NEE>
 前日終値:59.04(-0.34 -0.57%)

 26%以上の上昇の可能性があるという。この電力会社は、最近の決算で長期的な配電見通しを再確認し、再生可能エネルギー・プロジェクトの好調もあって予想を上回っていた。同社のクルーズCFOは決算説明会で「2023年から2026年までの業績が、1株利益の予想値に近いか、予想値を上回る可能性がある」と述べた。同社株は年初来で30%近く下落しているが、9月30日以来3%超上昇し、損失を一部取り戻している。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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